ダンシング クラブ

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「ダンシング クラブ」にお越しいただいた皆様。誠にありがとうございます。本日は恒例の「私しゃ富山の押し売り男」シリーズこと場内BGMについてです。
「ダンシング クラブ」というタイトルに因んで、ディスコ・ミュージック、今様に言うとブギーに振り分けられるブラック・ミュージックを中心に集めました。1979年から1986年にかけてのヒット曲ばかりです。選曲はGTAに登場する架空のラジオ局を参考にしてみました。まあディスコと言っても口当たりの良い軽めのものよりは、ドロっとしたファンク的なものが多いと思われます。だからディスコと言うよりはポスト・ディスコと言ったほうが通りが良いのかもしれません。細かいジャンルの定義付けはよくわかりません。
70年代後半から80年代前半にかけてのブラック・ミュージックに関しては、去年一昨年に安いという理由で中古のベスト盤を手当たり次第に買い続け、結局消化できずにおり、4月当初の担任の先生のような状態、つまり生徒の顔と名前がしっかり一致していない状態で放置してしまっていたのですが、今回の作業を通じて若干マッピングされたというか、煩雑に並べられていたものが整理されたところがあります。言ってみれば、自分が入門するところを人様に付き合っていただいたわけです。
この手の曲は5分以上なんてのがざらなので、曲をたくさん流そうとした場合どうしてもエディットせざるを得ません。適当なところでフェードアウトさせて次の曲を頭から流す、とやっても良かったんですが、「BPMを合わせてちゃんとつないだ方が良いんじゃないの?」という声がどこからか聞こえてきたので、仕方なくその声に従ってLogicと格闘しながら見様見真似でそれらしくなるようにやってみました。1曲につき1分〜2分ぐらいの長さでテンポ良くやりたかったのですが、曲が増えれば増えるほど作業の時間がかかります。こんな調子では間に合わんと考え、1曲を3〜4分にすることでなんとか完成させることができました。こういうのって選曲にしても門外漢にはわからない微妙なマナーがあると思うんですがこの際無視です。初学者故に至らぬ点もたくさんあったでしょうがご容赦いただけると幸いです。
He’s The Greatest Dancer – Sister Sledge
Stomp! – The Brothers Johnson
Get Tough – Kleeer
Let’s Get Serious – Jermaine Jackson
In My House – The Mary Jane Girls
Fantastic Voyage – Lakeside
Burn Rubber On Me (Why You Wanna Hurt Me) – The Gap Band
(Not Just) Knee Deep – Funkadelic
Move Your Boogie Body – The Bar-Kays
Good Times – Chic
The Glow Of Love – Change Feat. Luther Vandross
Foreigner Of Love – Contrast
Feel My Love – Slave
Rock With You – Michael Jackson
Ghetto Life – Rick James
Automatic – The Pointer Sisters
Kiss – Prince & The Revolution
Single Life – Cameo
I’ll Be Good – René & Angela
The Finest – S.O.S. Band
Rapture – Blondie

 

トリプルファイヤー ワンマン「アルティメットパーティー」

昨日、渋谷クアトロで行われたトリプルファイヤーワンマンライブ「アルティメットパーティー」にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございます。盛況のうちに終わりほっと胸を撫で下ろしております。
企画名の「アルティメットパーティー」というのは、渋谷を走っていた「アルティメットパーティーバス」からいただいたものです。
渋谷でレンタカーを借りて、さぁこれから遠征に向かおうというときに東急の側の信号で停車していると、外の様子がどうもおかしい。一同なんだなんだと目を向けると、軽薄な音楽、軽薄な照明、軽薄な若者を詰め込んだ重厚な造りのバスが走っていくではありませんか。バスの側面に書かれた文字に目を凝らすと、そこには”ULTIMATE PARTY BUS”の文字が。
それから数日後、渋谷のスタジオで練習した帰り道、駅に向かって歩いているとまたも喧しい音が聞こえてきました。案の定、その音を放っているのは”ULTIMATE PARTY BUS”でした。乗客は窓から身を乗り出し往来の歩行者に向かってケバケバしいサイリウムと笑顔を振りまいている。私はすかさずその様子をinstagramに収めました。近くにいたスーツ姿の男性が「人に見られるのが嬉しいんだろうね」と冷めた調子で同行の者に吐き捨てていたのが印象的でした。
昔から踊る阿呆に見る阿呆云々と言いますが、果たしてどうなんでしょう。そんなポジティブに見える文句でさえもさる事情で入手したサングラスをかけてみると”OBEY”だの”CONFORM”だのと書いてあるように見えるんですが、気のせいですか。

アルティメットパーティーバス

@mushitokaが投稿した動画 –


さて、毎度お馴染みの場内BGMについてです。
クアトロの本番前、場内のBGMについて「またブログに書くのかな?」という声があったそうで、そう言われるとなんだか恥ずかしくなってしまうのですが、書きますよ、そりゃもう書くに決まってるじゃないですか。というわけで、以下曲目となります。

  1. Lamuka – Zazou & Bikaye – Noir Et Blanc
  2. Same Brown Earth – Latin Playboys – Latin Playboys
  3. Correio Da Estação Do Brás – Tom Zé – EsCorreio Da Estação Do Brás
  4. Strativari – Picchio Dal Pozzo – Abbiamo Tuttu I Suoi Problemi
  5. Nicolas – Etron Fou Leloublan – Les Poumons Gonflés
  6. Legs – Massacre – Killing Time
  7. Hear My Brane – The Soft Boys – the Soft Boys 1976-81
  8. Reign Of Pain – Mallard – Mallard
  9. Caravan – Marc Ribot – Requiem For What’s-His-Name
  10. The Mooche – Aksak Maboul – Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  11. Vapona,Not Glue – Aksak Maboul – Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  12. Harlem Nocturne – The Lounge Lizards – Lounge Lizards
  13. Third Man Theme – The Band – Moondog Matinee
  14. You Hit the Nail On the Head – Funkadelic – America Eats Its Young
  15. Crosstown Traffic – The Jimi Hendrix Experience – Electric Ladyland
  16. You Can’t Kill Me – Gong – Camembert Electrique
  17. N.I.B. – Black Sabbath – Black Sabbath
  18. Andra satsen – Gregory Allan FitzPatrick And Samla Mammas Manna – Snorungarnas symfoni
  19. Casablanca Moon – Slapp Happy – Casablanca Moon
  20. As Time Goes By – Harry Nilsson – A Little Touch Of Schmilsson In The Night
  • Noir Et Blanc
  • Latin Playboys
  • Estudando O Samba _ Correio Da EstacÃßaÃÉo Do BraÃÅs
  • Abbiamo Tuttu I Suoi Problemi
  • Les Poumons GonfleÃÅs
  • PGL-8719
  • the Soft Boys 1976-81 (Disc 1)
  • mallard
  • Requiem For What's-His-Name
  • Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  • Lounge Lizards
  • Moondog Matinee
  • America Eats Its Young
  • Electric Ladyland
  • cover_287523112010
  • Black Sabbath
  • Snorungarnas symfoni
  • slapphappy
  • A Little Touch Of Schmilsson In The Night
  • b483cdd049f470928e7b20051f95b8cc

当日、途中でiPodの充電が切れるというハプニングなどがあり、どこまで会場で流れていたのか不明です。当日使用したiPodは8年ぐらい前にもらった友達のお下がりなので、おそらくバッテリーが死んでしまっているのでしょう。
今回は特にテーマを設けず、適当にプレイリストを作成しました。結果的に「初心に還った」という趣になっていますが、むしろ「パターンにハマった」と言ったほうが適切かもしれません。最近は「淀みから抜け出す」ということが個人的なテーマになっています。我が家の食器が溜まったシンクを見る度に思うのですが、淀みの水って本当に腐りやすいですよ。あの臭いって本当に最低ですよ。まあそれはそれとして。
基本的にプレイリストは「しりとり」とか「マジカルバナナ」(きっと若い子には通じない)というような考え方に則って作成しています。ただし今回は所ジョージのような華麗な解答(きっと若い子には通じない)を狙わないで、いつもよりも大雑把にプレイリストを作成しました。しかし改めて見直してみると意図していなかった「エリントン」とか「カサブランカ」といった繋ぎのキーワードが現れてきたので、俺の無意識もなかなかのもんだねと感心してしまいました。とは言っても、そこまで気が利いているわけじゃないのですが。
前日にまとまった時間を拵えることができたので、今回も一本のMIXにまとめることができました。それを例によってMixcloudにアップしましたのでお暇なときに聴いてみてください。
年内の都内でのライブはクアトロワンマンをもちましてを全て終了いたしました。東京近辺の皆様は来年もご贔屓のほど何卒よろしくお願い申し上げます。仙台、福岡の皆様は年内にお会いできます。いかがです?どうぞよしなに。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

ULTIMATE PARTY by Notoriious on Mixcloud

 

「エピタフ」先行即売会 “夏のエピタフ祭り”

Summer Interlude by Notoriious on Mixcloud

  1. Theme From A Summer Place / Percy Faith
  2. Funky Nassau (Part 1) / The Beginning Of The End
  3. Give It Up Or Turnit A Loose (remix) / James Brown
  4. Tape You / N*E*R*D
  5. Peg / Steely Dan
  6. Let’s Be Adult / Arto Lindsay & The Ambitious Lovers
  7. Something Wrong In Paradise (Larry Levan mix) / Kid Creole & The Coconuts
  8. Fire / Lizzy Mercier Descloux
  9. Jump Into The Fire / Harry Nilsson
  10. I Can Feel The Fire / Ron Wood
  11. Apeman / Esso Trinidad Steel Band
  12. The Coffee Cola Song / Francis Bebey
  13. Rock Your Baby / George McCrae
  14. Rock Steady / Aretha Franklin
  15. Hollywood Swinging / Kool & The Gang
  16. Cool In The Pool / Holger Czukay
  17. I’m A Wonderful Thing Baby / Kid Creole And The Coconuts
  18. Runaway / The Salsoul Orchestra Feat. Loleatta Holloway
  19. A Night In New York / Elbow Bones & The Racketeers
  20. A Summer Place / Andy Williams
  • romeo
  • Funky Nassau
  • In The Jungle Groove
  • In Search Of...
  • Aja
  • envy
  • Doppelganger
  • Press Color
  • Nilsson Schmilsson
  • I've Got My Own Album To Do
  • The Esso Trinidad Steel Band
  • African Electronic Music 1975-1982
  • Rock Your Baby
  • Young, Gifted And Black
  • Wild-and-Peaceful-album-cover
  • Movies
  • tropical_gangsters
  • the_salsoul_orchestra-magic_journey
  • New York At Dawn
  • Moon River And Other Great Movie Themes
 

クリトリプルファイヤー

ついに一月以上このブログを更新をすることがなかった。週一ペースで更新していくという当初の計画は完全に頓挫してしまった。今回は久々に手頃なネタができたので更新しようと思った。
ネタというのは先日の企画「クリトリプルファイヤー」のBGMプレイリストのことで、例によってこれを発表しようと思う。

  1. The Isley Brothers – That Lady Part 1 & 2 – 3 + 3
  2. The Workshop – Luke’s Boutique – Workshop
  3. CAN – Vitamin C – Ege Bamyasi
  4. Snakefinger – The Model – Chewing Hides The Sound
  5. Véronique Vincent & Aksak Maboul – Réveillons-nous – Ex-Futur Album
  6. William Onyeabor – Good Name – World Psychedelic Classics 5: Who Is William Onyeabor?
  7. Azimuth – Melô Dos Dois Bicudos – Azymuth
  8. Captain Beefheart – Bat Chain Puller – Shiny Beast (Bat Chain Puller)
  9. Tom Zé – Complexo De Epico – Todos Os Olhos
  10. Marcos Valle – Mentira – Previsao Do Tempo
  11. Hirth Martinez – Djinji – Hirth From Earth
  12. Jingo – Fever – Afro Rock (Vol.1)
  13. Magic Circle Express – Magic Fever – Calypsoul 70: Caribbean Soul & Calypso Crossover 1969-1979
  14. Cameo – Rigor Mortis – The Best Of Cameo
  15. Gilberto Gil – O Canto Da Ema – Expresso 2222
  16. Moebius-Plank-Neumeier – All Repro – Zero Set
  17. Francis Bebey – Bissau – Psychedelic Sanza
  18. Gong – Love Is How Y Make It – Angel’s Egg
  19. Harry Nilsson – Me And My Arrow – The Point

このプレイリストは、左からアーティスト名、曲名、アルバム名という並びになっている。
今回は特にこれといったテーマが浮かばなかったのだが、結果的に大滝詠一の分母分子論でいうところの自分にとっての分母にあたるような曲が集まった。(自分で選んでいるのだから当たり前の話なのだが…)これらの影響が分子として表れているかどうかはわからない。
人のライブを観に行ったときや、誰かの企画にお呼ばれしたときなど、幕間にその人ないしその人たちの分母と考えられる曲が流れていると、なんとなく聴いていて良い気分になるので、そういうものを真似してやっているというところもちろんある。
これもまた例のごとく、Mixcloudにアップロードしたので、おひまなときに是非聴いていただけたら甚だ幸いです。いつものように余計な能書きを垂れてしまいましたが、再生したら音が流れてくるので、そちらに耳を傾けてみてください。

CliTripleFire by Notoriious on Mixcloud

 

吉田たちの挽歌

トリプルファイヤーの企画「吉田たちの挽歌」にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございます。吉田ヨウヘイgroupは最高でしたね。ナイスアンサンブルにコチコチになっていた体がほぐれてとても心地が良かった。
楽しみにしていた「パチンコがやめられない」のカバーも素晴らしかったです。リズムにコシがあって、さすがだ!と感服しました。ギターの西田くんには完コピしていただいてこれは本当にギタリスト冥利につきるなと思います。またご一緒できたら素敵じゃないか。
さて、公私混同でお馴染み「趣味の選曲」コーナーでございます。毎度毎度誠に恐縮ですが。
当日幕間に流した音源は以下のものでございます。

  1. Snowfall / Claude Thornhill & His Orchestra
  2. I Talk To The Wind / King Crimson
  3. Town Feeling / Kevin Ayers
  4. I Want To See The Bright Lights Tonight / Richard & Linda Thompson
  5. Oily Way / Gong
  6. Minipax I / Hugh Hopper
  7. She’s Leaving Home / Harry Nilsson
  8. I Problemi Di Ferdinando 1 / Picchio Dal Pozzo
  9. Thank You For The Smile / The Keith Tippett Group
  10. The Secret / Slapp Happy
  11. Pretty Little Girl (Part One) / The Coxhill Bedford Duo
  12. Pretty Little Girl (Part Two) / The Coxhill Bedford Duo
  13. Yes I’m Your Angel / Yoko Ono
  14. Dedicated To You, But You Weren’t Listening / The Keith Tippett Group
  15. Let Me Come Closer To You / Colin Blunstone
  16. La Vieio Mostro: Part II / ZNR
  17. Monkey With the Golden Eyes / The Muffins
  18. Golf Girl / Caravan
  19. Rambler / Bill Frisell
  20. Dear Betty Baby / Mayo Thompson
  21. The Unfaithful Servant / The Band

いつも題目を決めて選曲をしているのですが、今回はあまりにも安直すぎて恥ずかしいので、勿体ぶって題目を明かさないでおこうかと思います。聴けばすぐにばれてしまうことですが。
世の中にもし「半袖の音楽」と「長袖の音楽」というものがあるとすれば、今回選んだ音楽は長袖のほうです。時節柄、こういう具合のプレイリストにしてみました。季節の贈り物です。
今回のために用意した音源をMixcloudというサイトにアップロードしてみました。師走の忙しさに目眩を起こしかけたときの慰みにどうぞ。

A Better Tomorrow Mix by Notoriious on Mixcloud