2月16日にCafe 104.5にて行われた「トリプルファイヤー鳥居の選曲管理委員会」にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございます。いかがでしたか。もしお楽しみいただけたのならそれはもう幸甚の至りでございます。
例によって当日のプレイリストをここに記したいと思います。
- Latin Music – Kid Creole & The Coconuts
- Chatanooga Choo Choo – Carmen Miranda
- Brazil – Geoff & Maria Muldaur
- Our Day Will Come – Ruby & The Romantics
- Tell Him – The Exciters
- Bond Street – Burt Bacharach
- These Boots Are Made For Walkin’ – Nancy Sinatra
- Down In Mexico – The Coasters
- Tabu – Miguelito Valdés Con Machito Y Sus Afro-Cubans
- Havana Moon – Chuck Berry
- Besame Mucho – Perez Prado & His Orchestra
- Plain Old Down Home Blues – T-Bone Walker
- New Bon Ton Roulay – Clarence Garlow
- Hound Dog – Willie Mae Big Mama Thornton
- Suzie Q – Dale Hawkins
- What’d I Say, Pts. 1 & 2 – Ray Charles
- I Feel Fine – The Beatles
- So You Want To Be A Rock ‘N’ Roll Star – The Byrds
- Quién Será – Perez Prado & His Orchestra
- Caravan – Duke Ellington & His Orchestra
- Don’t Go Breaking My Heart – Marc Ribot
- La Vida Es Un Sueno – Arsenio Rodríguez
- El Bodeguero – Orquesta Aragón
- El Watusi – Ray Barretto Y Su Charanga Moderna
- El Loco – Rene Touzet
- Louie Louie – The Kingsmen
- Can’t You Hear Me Knocking – The Rolling Stones
- Soul Sacrifice – Santana
- Oye Como Va – Tito Puente
- Wack Wack – Young Holt Trio
- Horsin’ Up – Orchestra Harlow
- Day Tripper – Herbie Mann & Tamiko Jones
- The Word – Harvey Averne
- Cry, Cry, Cry – Alvin Robinson
- Crosscut Saw – Albert King
- Tipitina – Professor Longhair
- You Better Move On – Arthur Alexander
- Under The Boardwalk – The Drifters
- The Breeze And I – Xavier Cugat
- Sunshower – Dr. Buzzard’s Original Savannah Band
2時間みっちり全40曲ほぼフル尺で流しました。こう実際にリストにしてしまうと少しクラクラしてしまいます。当日は2時間かけてスピーカーを用いて店内の空気を振動させていたわけで、お客さんの声や料理の匂いなど含めてもう少し空間的な広がりがあったはずで、ここまでベタッとしたものではなかったと思います。そう信じたいです。
今回のテーマを1曲目で宣言しております。ただしラテン音楽にまったく詳しくないこともあり、「これがラテンだ!」というものにはなるはずもなく、あくまで「ラテン風味のアメリカン・ポップス」がメインという趣向になっております。
ものの本など読むとブラジル音楽はラテン音楽に含まれないということが書いてあります。中南米のスペイン語圏の国で生まれたものがラテン音楽であるといのことです。しかし、キッド・クレオール及びココナッツが曲中で「カルメン・ミランダ」と叫んでいるので、ブラジル方面に向かわざるを得ないところもあり(チャタヌーガはアメリカのテネシー州にある町ですが)、3〜7曲目まではリズムパターンにバイヨンの痕跡があるものを流しました。”Latin Music”という曲は、気楽さ、大らかさを礼賛するものだと拡大解釈しまして、この曲を一曲目にもってくることで、キッド・クレオールに大いに同調し、これより、気楽に、大らかにやっていきますという宣言をするものでもありました。「選曲管理委員会」などというかっちりしたイベントタイトルに反して「公正なところなどありませんけど、何か」というある種の開き直りもしております。
ある高名なギタリストの方がインタビューで「エレキは能書き垂れても音はでねぇ」というようなことを仰っておりました。録音物に関しても全くその通りで、いくら蘊蓄を披露したところで再生されないことには音は出ないわけです。YouTubeのリンクを貼ったとしてもそれは同じことです。今回のイベントでは一時的に再生ボタンをお預かりして、押し付けがましくも自分の好きなものをひたすら流していったのですが、僭越ながらこのような機会を得ることができ大変光栄なことに感じております。お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
ちなみにDJタイムが始めるまでは、メリー・ホプキンの「ポスト・カード」を、終わってからはタウンズ・ヴァン・ザントの三作目を流しました。これら2枚のテーマは「なんとなく」となっております。
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