機材って何なんだろう

わかっていたことではあるけれど週一回のペースでブログを更新するのはやはり大変なことだ。別に誰に約束をしたわけでもないのだからやめれば良いと思うけれど、暖簾に腕を押す訓練という側面もあるから、なるべく続けたほうが良いような気もしている。
近頃、エフェクターを入れている肩がけバッグのベルトが肩に食い込んで辛くなってきたので、これを廃止して、巾着袋にエフェクターやケーブルを雑に放り込んで、それをトートバッグに入れて持ち運ぶようになった。エフェクターより自分の肩のほうが可愛いので、エフェクターの保護ということは一切考えていない。スタジオでそれを見た山本くん(a.k.a.LuckySound)に「壊れるよ」と忠告をもらったが、「絶対に大丈夫」と意地を張った私であった。
エフェクターケースを廃止してトートバッグを導入した時点で、巾着袋に入れただけでは鞄の中でエフェクターが暴れてしまい故障につながりそうだと感じていたので、小学校の頃に使っていたお道具箱に収納することを検討したが、お道具箱は思ったよりも高さがなく、エフェクターが収まりきるサイズではないようだ。代案として食品用のタッパーを考えた。amazonでちょうど良いサイズのタッパーを探してみたが、途中から段々腹が立ってきたのでやめてしまった。何でこんなことに時間を割かなきゃいけないんだと思ったのだ。エフェクターケースが格好悪いのがそもそもの元凶である。
かねてよりエフェクターケースの不恰好はどうにかならないものかと思っていた。あんなものを持ち歩くのなら書道セットや雀牌ケースを持ち歩いたほうがまだマシだ。ギターという楽器に関わってしまったことを後悔するほどである。本当にひどい。まず創意工夫をやめろといいたい。箱の裏に書いてある通りに作れば良いというだけの話だ。これはカレーの話だが。
全国の先鋭的な若者たちから支持を得ているスタイリッシュなバンドのギタリストがどんなものを使っているか気になるところである。
だいたいギター奏者が足元にエフェクターを並べることが一般的だとされていることにもあまり納得がいっていない。あるとき「エフェクターを全然使ってないよね。やっぱりそういうのが格好良いの?」と言われてしまったことがある。目くらましに鯖の缶詰でも置いておけば良かった。
もはやエフェクティストを雇ってその人に丸投げをしてしまいたい。エフェクターを括り付けた大きな板を壁に立てかけて、YMOの箪笥のような見た目にして、ステージ上でエフェクティストがそれをコントロールすれば良い。ついでにその人がギターを弾けば自分は何もしなくて良いので、とても楽だろう。

 

Masamichi Torii