【Playlist】CAMPFIRE Vol.1 Feb. 9, 2018

去る2月9日のトリプルファイヤー企画「CAMPFIRE Vol.1」にお越しいただいた皆様!誠にありがとうございます。ご出演いただいた柴田聡子inFIREの皆様にも感謝申し上げます。
さて、恒例の「趣味の押し売り」こと「客入れBGM」のプレイリストです。前回の時点でトーンダウンが始まっていたために初心に立ち返らねばならぬと思っていたものの、やはりトーンダウンは避けられず。今回は以前作って使わなかったものを流用しました。ただ、注いだ熱量は落ちていますが、内容は(選曲ではなくあくまで内容は)素晴らしいので別に良いじゃないかとも思います。とは言いつつもBRUTUSの最新号「サンデー・ソング・ブック特集」を読むと生半可なことはしていらないと改めて思わざるをえない。
どうも何をするにしても自分の中でそれがループ状態になってしまっているようです。正月にテレビを見ていたらみやぞんが台湾でコマ回しに挑戦していました。成功させなきゃいけない日が迫っているにも関わらず、みやぞんは1日オフを取ると言い出しました。みやぞん曰く「フレッシュ感がなくなると嫌なんですよ」。それを見ていて、「あ、それすげーわかるー」と思いました。私はそのフレッシュ感がなくなった状態を「心が死ぬ」と呼んでいます。心が死んだときにムッシュの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」を聴くとムッシュの語りが重く響いてきます。特に4番の歌詞。3番の歌詞を聴いて自分もそうありたいと強く思い、4番の歌詞を聴いて途方に暮れてしまうことを日常レベルで繰り返しています。それが選曲という行為にも現れているように思います。一体どうすればフレッシュ感が得られるのでしょうか。単純に休めばいいのか。
橋本治は天才という存在について「何遍でも死ねる人」と言っています。ある時期の一瞬において天才的だった自分をセルフパロディしながら生きながらえるのではなく、一度死に、新たな自分を生み出すことを繰り返すこと。これを継続できる人こそが天才だということでしょう。別に自分が天才でなくともそうありたいとは思いますが、すこし気が遠くなりますね。いやしかし、客入れBGMの話をしていたつもりがなぜこんな話題になっているのか。不思議。

  1. Ipasan – Tunji Oyelana & The Benders – Afro Baby The Evolution Of The Afro-Sound In Nigeria 1970-79
  2. Mura Sise – Orlando Julius Ekemode – Afro Baby The Evolution Of The Afro-Sound In Nigeria 1970-79
  3. Mabala – Das Yahoos – Afro Rock (Vol.1)
  4. Lagos City – Asiko Rock Group – Nigeria Disco Funk Special : The Sound Of The Underground Lagos Dancefloor 1974-79
  5. Self Reliance – African Brothers – Ghana Soundz: Afro-Beat, Funk and Fusion in 70’s Ghana
  6. Tint Tank – Afro Soul System – Bambara Mystic Soul – The Raw Sound Of Burkina Faso 1974-1979
  7. Rog Mik Africa – Orchestre CVD – Bambara Mystic Soul – The Raw Sound Of Burkina Faso 1974-1979
  8. Break Through – Marijata – Afro Beat Airways
  9. Sakatumbe – African Brothers – Ghana Soundz, Vol. 2: Afro-Beat, Funk and Fusion in 70’s Ghana
  10. Yem Efe – Tony Grey Super 7 – The World Ends: Afro Rock & Psychedelia In 1970s Nigeria
  11. Agbadza – Uhuru Dance Band – Ghana Soundz, Vol. 2: Afro-Beat, Funk and Fusion in 70’s Ghana
  12. Bukom Mashie – Oscar Sulley & The Uhuru Dance Band – Ghana Soundz: Afro-Beat, Funk and Fusion in 70’s Ghana
  13. Roforofo Fight – Fela Kuti – Roforofo Fight

 

Masamichi Torii