“Music Voyage DJ solo” MASAMICHI TORII -トリプルファイヤー鳥居の選曲管理委員会 Oct. 18, 2016

10月18日にcafe104.5にて行われた『”Music Voyage DJ solo” MASAMICHI TORII -トリプルファイヤー鳥居の選曲管理委員会』にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!(タイトルの日付が間違っていたので直しました…わちゃあ)
ところで、cafe104.5に置いてあるビールって本当に美味しいですね。ビールに明るくないので下手なことはいえませんが、エールっていうのですか。少し酸味があってフルーティな香りがするビール。エールに分類されるビールがおしなべてそのような味がするというわけではないのかもしれませんが、それはともかくとても美味しいです。そしてすごく飲みやすい。いかんせん味音痴なもので、黒ラベルと一番搾りの違いがあまりわからないというところはありつつも、繊細な鼻と舌の持ち主なんです。安い海産物などは臭みが気になって食べられないほどです。と言いつつも結局食べますけどね。酸っぱくなった味噌汁はさすがに飲めませんが。それは誰でも一緒か。何はともあれ、美味しさは保証付きなので安心してください。いや、おまえに保証されるまでもなくわかってらい!っていう話ですね。失礼いたしました。
既にSNSで公開済みではありますが、こちらがプレイリストとなります。

  1. Guitar Man – Elvis Presley
  2. Guitar Child – Duane Eddy
  3. Guitars And Bongos – Lou Christie
  4. Hop, Skip And Jump – Speedy West & Jimmy Bryant
  5. Mr. Sandman – Les Paul & Mary Ford
  6. No Good Lover – Buddy Miller feat. Ann McCrary
  7. Mystery Train – The Band
  8. Crop Dustin’ – Steve Cropper
  9. Soul Man – Sam & Dave
  10. Higher & Higher – Geoff Muldaur
  11. Crusin’ – Smokey Robinson
  12. You Sure Love To Ball – Marvin Gaye
  13. You’ve Been Around Too Long – Carole King
  14. Now That Everything’s Been Said – The City
  15. Machine Gun Kelly – Jo Mama
  16. For Sentimental Reasons – Danny kortchmar
  17. You Told Me Baby – Bonnie Raitt
  18. Washita Love Child – Jesse Davis
  19. The More I Give – Dr. Feelgood
  20. Lipstick Traces – Snooks Eaglin
  21. Don’t Cry No Tears – Neil Young
  22. Neil Jung – Teenage Fanclub
  23. Miss Williams’s Guitar – The Jayhawks
  24. September Gurls – Big Star
  25. Hang Down Your Head – Tom Waits
  26. Voice Of Chunk – The Lounge Lizards
  27. Tropical Hot Dog – Captain Beefheart
  28. Hear My Brane – The Soft Boys
  29. Another World – Richard Hell & The Voidoids
  30. Third Man Theme – The Band
  31. The Model – Snakefinger
  32. Whole Wide World – Wreckless Eric
  33. Gee Baby Ain’t I Good To You – Geoff Muldaur
  34. Please Send Me Someone To Love – Paul Butterfield’s Better Days
  35. Midnight At The Oasis – Maria Muldaur

冒頭の3曲を見ればすぐにわかることですが、今回のテーマは「ギター」です。ジャンルに偏りが出ないようなテーマは何かと考えた結果、このようなテーマになりました。そんなことを言っても結局偏ってしまうのですが。心なしか秋冬仕様になっているような気がします。しかし、これ持ってこりゃ良かった!という後悔は毎回つきものですね。
ひとつ気になるのは、ボニー・レイットの”You Told Me Baby”の右チャンネルから聴こえるカリンバのようでもありプリペアドピアノのようでもある楽器。フレーズ的にギターのように演奏されています。こちら調べてみると”steel drum” guitarとクレジットされているそうで、演奏しているのは当該曲の中で素敵なギターソロを披露しているジョン・ホールでございます。ブリッジ付近に空き缶を甘めに押し付けて弾くとそれっぽい音になるのですが、実際はどのように工夫して録音したものなんでしょう。それとも”steel drum” guitarという楽器が実際に存在するのでしょうか。問い合わせてみたいものですが、どこに問い合わせたら良いのやら。
ここで改めまして、当日お越しいただいた皆様に感謝を申し上げたいと存じます。誠にありがとうございました。今後ともご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたいします。行きたかったけど行けなかった!という方はまたの機会に是非!
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Music Voyage DJ (June 7, 2016) ピーターバラカン×鳥居真道

去る6月7日、cafe 104.5で行われた『Music Voyage DJ』にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございます。予約の電話をかけてみたら既に満席だったという方もいたそうで、申し訳ございませんでした!
このイベントの内容を申しますと、ピーター・バラカンさんと不肖鳥居がDJとして、卓球のラリーのように一曲ずつ交互にかけていく「バック・トゥ・バック」で進めるというものです。お題も決めず、出たとこ勝負で一曲一曲かけていきます。
今回はそのB2B(企業間取引に非ず!)の様子を記憶を頼りにダイジェスト的に書いていきたいと思います。記録として。
私が人気者であれば有志の方が書き起こしてくれるのでしょうが…そんなことはまずあり得ないので自分でやっていきたいと思います。どうですかいじらしいですか!涙がちょちょ切れんばかりですね…
当日メモはとっておらず、さらに後半に進むにつれて酔いが回ってかなり良い感じに仕上がっていきましたので、記憶違いもあるかとは思いますが、何卒ご容赦いただけますと幸いです。間違いなどあればもちろん責任は私にあります。念のため。
それでは早速いってみましょう。
最初に開始の挨拶をしまして、その次に先攻後攻を決めるじゃけんをしました。ピーター・バラカンさんとB2Bをやるというのはもちろん得難い体験ですが、じゃんけんするのもなかなかに貴重な体験ではありませんか!それはさておき、じゃんけんした結果、ピーターさんが勝ちまして、ピーターさんの選曲からスタートなりました。

1. Georgie Fame “Ali Shuffle” (PB)

6月3日にモハメド・アリが亡くなったことを受けて、ピーターさんはこちらの曲をご紹介されました。“Ali Shuffle”とはアリ独特のダンスするような動きを表したものだそうです。

2. Mighty Sparrow “Sparrow Dead” (MT)

モハメド・アリに関する曲が手元にありませんでしたので、どうしよどうしよと思案して、“Ali Shuffle”がカリプソ調だったことから、こちらを選曲しました。

3. Eddy Grant “Don’t Back Down” (PB)

マイティ・スパロウの音源をコンパイルして発売しているアイス・レコードというレーベルがあります。そのオーナーはイコールズというバンドをやっていたエディ・グラントという人です。その人のソロ音源からこの曲。モハメド・アリのドキュメンタリー番組のテーマだそうです。ピーターさんは「このサックスを吹いているのは誰でしょう?」というクイズをお出しになりました。

4. John Zorn “Lonely Woman” (MT)

クイズの答えは「オーネット・コールマン」でした。そこでジョン・ゾーンによるオーネット・コールマンのカバーを。ピーターさんはジョン・ゾーンの楽屋を訪問したときにフレッド・フリスに叱られたことがあるという凄まじいエピソードを披露されていました。

5. Baby Face Willette “Willow Weep for Me” (PB)

あるジャズ雑誌の特集で「私の選ぶ一枚」というような企画があったそうです。その選者の中で日本人でなかったのはピーターさん以外にはジョン・ゾーンだけで、彼が選んだ一枚というのがベイビー・フェイス・ウィレットのアルバムだったとのことです。ピーターさんはこの曲を自分がDJを務めるラジオ番組のオープニング・テーマにしていたそうです。

6. James Brown “Funky Drummer” (MT)

ピーターさんの番組テーマ曲つながりでこの曲。Viewsicで放送されていたPBS(ピーター・バラカン・ショー)のテーマであります。

7. Maceo Parker “Chicken” (PB)

会場のcafe104.5は南青山のジャズ・クラブ、ブルーノート東京の系列店です。ピーターさんが初めてブルーノート東京で観たライブがJBのバンドで長年サックスを務めたメイシオ・パーカーのライブだったそうです。

8. Hirth Martinez “Nothin’ Iz New” (MT)

JB関連を続けようか、はたまた”Chicken”つながりでミーターズの”Chicken Strut”をかけようかと考えましたが、”Chicken”を聞いているとなぜか頭の中でハース・マルティネスの”Nothin’ Iz New”の低音ドゥーワップコーラスが流れてきたので、リズムが似ているという理由からこちらの曲にしました。

9. Captain Beefheart & His Magic Band “Abba Zaba” (PB)

ハースの歌声を聴いていると、ビーフハートの声を思い出すそうでこちらを選ばれていました。無名時代のライ・クーダーが参加とのことです。ピーターさんより「鳥居さんのギターを聴いてマジックバンドにいてもおかしくないと思いました」とのお言葉をいただきました!

10. Mallard “Back on the Pavement” (MT)

マジックバンドつながりで、マジックバンドのメンバーによって結成されたマラードから一曲選びました。

11. Laurie Anderson “Excellent Birds” (PB)

“Mallard”とは「マガモ」のことだそうで、「鳥つながり」からこちらの曲。ピーター・ガブリエルが参加しているとのことです。

12. Ryuichi Sakamoto “Riot In Lagos” (MT)

“Excellent Birds”を聴いて「ビル・ラズウェルが絡んでそう…」と思ったので、当てずっぽうでMaterialでもかけようかと考えましたが、あまり強い動機にならず、雰囲気が似ているという理由で、こちらの曲を「ぶっ込んで」みました。

13. Matumbi “The Man In Me” (PB)

ピーターさんはYMOと仕事するようになったきっかけをお話しされて、「B-2 Unit」に参加したデニス・ボーヴェル関連でこちらの曲を選ばれました。なんとデニス・ボーヴェルのモクモクしたスタジオを訪れたことがあるそうです。

14. The Slits “I Heard It Through The Grapevine” (MT)

デニス・ボーヴェル関連で。マーヴィン・ゲイのヒット曲のカバーであります。

15. The Flying Lizards “Money (That’s What I Want)” (PB)

「モータウンをカバーしたニューウェーブ」が続きまして、こちらの曲です。

16. The Trashmen “Money (That’s What I Want)” (MT)

“Money”のやりとりで、別のバージョンを。”Surfin’ Bird”でおなじみトラッシュメンによる演奏です。

17. Boukou Groove “Stay Broke” (PB)

お金がほしいのはなぜか。お金がないからからだ。ということで、お金がない状態を意味する”broke”にまつわるこの曲でした。

18. 大瀧詠一 “びんぼう” (MT)

お金がない曲が続きまして、大瀧詠一の一枚目のアルバムから「びんぼう」です。鈴木茂のギターが聴きものです。

19. Little Feat “Two Trains” (PB)

鈴木茂のギターにローウェル・ジョージを感じるとのことで、Little Feetの名曲を選ばれていました。

20. Lowell George “I Can’t Stand The Rain” (MT)

続いてローウェル・ジョージのソロアルバムから、梅雨入りしたのでアン・ピーブルズのカバーであるのこの曲を選びました。

21. Allen Toussaint “What Do You Want The Girl To Do?” (PB)

ローウェル・ジョージの唯一のソロアルバムの冒頭を飾る”What Do You Want The Girl To Do?”の原曲であり、作者アラン・トゥーサンの自演バージョンです。他にもボズ・スキャッグスやボニー・レイットがカバーしているそうです。

22. Alex Chilton “Lipstick Traces” (MT)

アラン・トゥーサン〜ニューオーリンズつながりで、ベニー・スペルマンの名曲をアレックス・チルトンがカバーしたものを流しました。

23. Chris Farlowe “Handbags And Gladrags” (PB)

“Lipstick Traces”を取り上げたことのあるクリス・ファーロウ。この曲はロッド・スチュワートにカバーされたそうです。

24. Cher “For What It’s Worth” (MT)

“Handbags And Gladrags”を聴いてサザン・ロック的な趣を感じたので、シェールのマッスル・ショールズ録音のアルバムからバッファロー・スプリングフィールドのカバーをかけました。

25. Etta James “I’d Rather Go Blind” (PB)

マッスル・ショールズが続きましてエタ・ジェイムズの名曲です。

26. Arthur Alexander “Rainbow Road” (MT)

さらにマッスル・ショールズが続きます。最後の一曲でしたので、スローな名曲をしみじみ聴こうではないかということで。ダン・ペンのペンによる名曲です。このとき「お蔵入りになったアルバムが後から発表された」という誤情報を流してしまいました。どうもすみませんでした。
ここでまさかのアンコールを求める声がかかりました!

27. Dan Penn “Nobody’s Fool” (PB)

続いてダン・ペン本人による歌唱です。1973年に発表したソロアルバムから。

28. The Flying Burrito Brothers “Do Right Woman” (MT)

ダン・ペンの曲が続きます。少し趣を変えてフライング・ブリトー・ブラザーズによる”Do Right Woman”。

29. Aretha Franklin “I Never Loved A Man (The Way I Love You)” (PB)

アレサ・フランクリンによる”Do Right Woman Do Right Man”はシングルのB面でした。A面はこの曲。

30. Steely Dan “Hey Nineteen” (MT)

続いて「ソウルの女王」アレサを知らない19歳の娘さんと飲んでいる壮年と思しき男性が主人公のこの曲です。

31. Aretha Franklin “Rock Steady” (PB)

オバマ曰く「DJをするなら一曲目にこの曲をかけなくちゃね」とのことです。ニューヨークの手練れたちによる最高の演奏です。

32. Leon Ware “Body Heat” (MT)

最後の曲です。お客さんから「踊れる曲かけて〜」とのリクエストがありましたので、この曲でお開きとさせていただきました。ベースを弾くのは”Rock steady”と同様、チャック・レイニーです。
以上です。
ピーターさんには私の拙い返しを丁寧に拾っていただいて、本当に感謝しても感謝しきれない思いでございます。音楽を紹介されるところを間近で聞いていて、改めて敬服する他ないなとしみじみ感じました。今回、がっつりB2BするのもDJ中に声を出して曲を紹介するのも初めてのことでしたがとても楽しかったです。また機会のあることを願って。
例のごとく一曲ずつYouTubeに上がっているかどうか確認したら、ハース・マルティネス以外は上がっていました。気になった方は聴いてみたら良いと思います。
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ダンシング クラブ

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「ダンシング クラブ」にお越しいただいた皆様。誠にありがとうございます。本日は恒例の「私しゃ富山の押し売り男」シリーズこと場内BGMについてです。
「ダンシング クラブ」というタイトルに因んで、ディスコ・ミュージック、今様に言うとブギーに振り分けられるブラック・ミュージックを中心に集めました。1979年から1986年にかけてのヒット曲ばかりです。選曲はGTAに登場する架空のラジオ局を参考にしてみました。まあディスコと言っても口当たりの良い軽めのものよりは、ドロっとしたファンク的なものが多いと思われます。だからディスコと言うよりはポスト・ディスコと言ったほうが通りが良いのかもしれません。細かいジャンルの定義付けはよくわかりません。
70年代後半から80年代前半にかけてのブラック・ミュージックに関しては、去年一昨年に安いという理由で中古のベスト盤を手当たり次第に買い続け、結局消化できずにおり、4月当初の担任の先生のような状態、つまり生徒の顔と名前がしっかり一致していない状態で放置してしまっていたのですが、今回の作業を通じて若干マッピングされたというか、煩雑に並べられていたものが整理されたところがあります。言ってみれば、自分が入門するところを人様に付き合っていただいたわけです。
この手の曲は5分以上なんてのがざらなので、曲をたくさん流そうとした場合どうしてもエディットせざるを得ません。適当なところでフェードアウトさせて次の曲を頭から流す、とやっても良かったんですが、「BPMを合わせてちゃんとつないだ方が良いんじゃないの?」という声がどこからか聞こえてきたので、仕方なくその声に従ってLogicと格闘しながら見様見真似でそれらしくなるようにやってみました。1曲につき1分〜2分ぐらいの長さでテンポ良くやりたかったのですが、曲が増えれば増えるほど作業の時間がかかります。こんな調子では間に合わんと考え、1曲を3〜4分にすることでなんとか完成させることができました。こういうのって選曲にしても門外漢にはわからない微妙なマナーがあると思うんですがこの際無視です。初学者故に至らぬ点もたくさんあったでしょうがご容赦いただけると幸いです。
He’s The Greatest Dancer – Sister Sledge
Stomp! – The Brothers Johnson
Get Tough – Kleeer
Let’s Get Serious – Jermaine Jackson
In My House – The Mary Jane Girls
Fantastic Voyage – Lakeside
Burn Rubber On Me (Why You Wanna Hurt Me) – The Gap Band
(Not Just) Knee Deep – Funkadelic
Move Your Boogie Body – The Bar-Kays
Good Times – Chic
The Glow Of Love – Change Feat. Luther Vandross
Foreigner Of Love – Contrast
Feel My Love – Slave
Rock With You – Michael Jackson
Ghetto Life – Rick James
Automatic – The Pointer Sisters
Kiss – Prince & The Revolution
Single Life – Cameo
I’ll Be Good – René & Angela
The Finest – S.O.S. Band
Rapture – Blondie

 

otori×DUM-DUM「ノーをウェーブする」のDJプレイリスト

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こんにちは!久々に幕間のDJに任ぜられotoriとDUM-DUMの共同企画「ノーをウェーブする」にて好きな音楽をたっぷりとかけてまいりました。当該イベントの主役であるバンドをご紹介しますと、otori、uri gagarn、そしてフランスからお越しのFRUSTRATIONの三組です。
毎度毎度プレイリストを書いてネット上に公開する必要性がもはやどれほどあるのかという疑問を抱いていたものの、お客さんの一人に「今日のプレイリストはどこかで見れたりしますか?」とのご質問をいただいたので、喜び勇んで「ネットに上げます!」とお答えしました。その方がここまでたどり着くのかは見当がつきませんが(見つけてくれると良いですけど…)、連絡先とペンパル募集の旨を書いたメモを括りつけた風船を部屋の窓から放つようなつもりで書いていきたいと思います。
でもインターネットってそのぐらいの距離感覚で良いと思いませんか!昨今は「さて、飯でも食うかな」といったテキストが否応なしにお前の網膜直接コンタクトしがちなので!(Oi!いよいよ壁は無くなるぞ!)
それはさておき、プレイリストについてです。記憶が曖昧なので、曲順が前後していたり、何か抜け落ちていたり、かけた曲を間違えていたりということがありそうですが、そんなに大したことではないでしょう!
以下、プレイリストです。
Opening
Ja Fun Mi (Instrumental) – King Sunny Ade & His African Beats
Misi Cacadou – Moebius & Plank
Orere Elejigbo – Lijadu Sisters
Lady O K’pele – Lizzy Mercier Descloux
You Hit the Nail On the Head – Funkadelic
I Never Glid Before – Gong
Nave Maria – Tom Zé
Nicolas – Etron Fou Leloublan
Moderne Romantik – S.Y.P.H.
Telefon – Palais Schaumburg
uri gagarn
Dream Baby Dream (Long Version) – Suicide
Réveillons-nous – Véronique Vincent & Aksak Maboul
Laisse Tomber Les Filles – The Honeymoon Killers
Fire – Lizzy Mercier Descloux
Jungle Love – Casino Music
FRUSTRATION
The Model – Snakefinger
Fred Vom Jupiter – Die Doraus Und Die Marinas
I Am An Animal – Ja Ja Ja
Mind Your Own Business – Delta 5
Walking On Thin Ice – Yoko Ono
Rats & Monkeys – Art Bears
otori
Why Can’t We Live Together – Timmy Thomas
Ode To Booker T – Young Marble Giants
Two Oldtimers – Moebius & Plank
Love Is How Y Make It – Gong
Complexico de Épico – Tom Ze and Perna
Wombat-Wonder – The Workshop
Atomic Bomb – William Onyeabor
Genius Of Love – Tom Tom Club
(Just Like) Starting Over – John Lennon
Long Piece No. 3: Part 1 – Egg
Closing
以上です。
一曲一曲確認してみたところThe Workshopというバンドの音源以外は全てYouTubeにあがっていました。(The Honeymoon Killersの動画を見るといろいろ間違いがあって面白い!The Honeymoon Killersというのはベルギーのバンドなんですが、The Honeymoon Killers (France) となっているし、使われている写真はニューヨークの同名バンドのもの。さらに微妙に再生速度が遅い。コメント欄ではCrammedDiscsとニューヨークのほうのThe Honeymoon Killersのメンバー、両方から直々にツッコミを受けていて笑いました。あとリジー・メルシエ・デクルーの”Lady O K’pele”も中身は別の曲。)
曲名が判明したのは良いとして、「この曲はどのCD買ったら聴けるんですか!」という方はDiscogsというサイトで曲名及びアーティス名を検索してみると案外すんなりわかるかと思われます。
さて、プレイリストですが、個人的にはもはやスタンダードの域といえるチョイスです。3、4年前とあまり代わり映えしないチョイスとも言えますが。それでも色々流してて「これ何?」と話しかけてくれる人が結構いたのでやってて楽しかったですね。”Fred Vom Jupiter”を流しているときに、ブースのすぐ近くでサビに合わせて手を叩く音が聞こえてきたので目をやると、FRUSTRATIONのお客さんが真顔で立っており、親指を立ててこちらに向けるとすぐに去って行くという出来事があり、かなり和みました。
ジョン・レノンの”Starting Over”は、「誕生日の人がいるから何かかけて」と言われて、名曲だしこれだ!って決めてかけたんですけど、改めて考えてみるまでもなく全然誕生日と関係ない!”Woman”のほうが良かったような気もします。いや、Double Fantasyでいえば、”Yes I’m Your Angel”に「Happy birthday」って出てくる!うわあ抜かった!

 

選曲管理委員会 [Feb. 16, 2016]

2月16日にCafe 104.5にて行われた「トリプルファイヤー鳥居の選曲管理委員会」にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございます。いかがでしたか。もしお楽しみいただけたのならそれはもう幸甚の至りでございます。
例によって当日のプレイリストをここに記したいと思います。

  1. Latin Music – Kid Creole & The Coconuts
  2. Chatanooga Choo Choo – Carmen Miranda
  3. Brazil – Geoff & Maria Muldaur
  4. Our Day Will Come – Ruby & The Romantics
  5. Tell Him – The Exciters
  6. Bond Street – Burt Bacharach
  7. These Boots Are Made For Walkin’ – Nancy Sinatra
  8. Down In Mexico – The Coasters
  9. Tabu – Miguelito Valdés Con Machito Y Sus Afro-Cubans
  10. Havana Moon – Chuck Berry
  11. Besame Mucho – Perez Prado & His Orchestra
  12. Plain Old Down Home Blues – T-Bone Walker
  13. New Bon Ton Roulay – Clarence Garlow
  14. Hound Dog – Willie Mae Big Mama Thornton
  15. Suzie Q – Dale Hawkins
  16. What’d I Say, Pts. 1 & 2 – Ray Charles
  17. I Feel Fine – The Beatles
  18. So You Want To Be A Rock ‘N’ Roll Star – The Byrds
  19. Quién Será – Perez Prado & His Orchestra
  20. Caravan – Duke Ellington & His Orchestra
  21. Don’t Go Breaking My Heart – Marc Ribot
  22. La Vida Es Un Sueno – Arsenio Rodríguez
  23. El Bodeguero – Orquesta Aragón
  24. El Watusi – Ray Barretto Y Su Charanga Moderna
  25. El Loco – Rene Touzet
  26. Louie Louie – The Kingsmen
  27. Can’t You Hear Me Knocking – The Rolling Stones
  28. Soul Sacrifice – Santana
  29. Oye Como Va – Tito Puente
  30. Wack Wack – Young Holt Trio
  31. Horsin’ Up – Orchestra Harlow
  32. Day Tripper – Herbie Mann & Tamiko Jones
  33. The Word – Harvey Averne
  34. Cry, Cry, Cry – Alvin Robinson
  35. Crosscut Saw – Albert King
  36. Tipitina – Professor Longhair
  37. You Better Move On – Arthur Alexander
  38. Under The Boardwalk – The Drifters
  39. The Breeze And I – Xavier Cugat
  40. Sunshower – Dr. Buzzard’s Original Savannah Band

2時間みっちり全40曲ほぼフル尺で流しました。こう実際にリストにしてしまうと少しクラクラしてしまいます。当日は2時間かけてスピーカーを用いて店内の空気を振動させていたわけで、お客さんの声や料理の匂いなど含めてもう少し空間的な広がりがあったはずで、ここまでベタッとしたものではなかったと思います。そう信じたいです。
今回のテーマを1曲目で宣言しております。ただしラテン音楽にまったく詳しくないこともあり、「これがラテンだ!」というものにはなるはずもなく、あくまで「ラテン風味のアメリカン・ポップス」がメインという趣向になっております。
ものの本など読むとブラジル音楽はラテン音楽に含まれないということが書いてあります。中南米のスペイン語圏の国で生まれたものがラテン音楽であるといのことです。しかし、キッド・クレオール及びココナッツが曲中で「カルメン・ミランダ」と叫んでいるので、ブラジル方面に向かわざるを得ないところもあり(チャタヌーガはアメリカのテネシー州にある町ですが)、3〜7曲目まではリズムパターンにバイヨンの痕跡があるものを流しました。”Latin Music”という曲は、気楽さ、大らかさを礼賛するものだと拡大解釈しまして、この曲を一曲目にもってくることで、キッド・クレオールに大いに同調し、これより、気楽に、大らかにやっていきますという宣言をするものでもありました。「選曲管理委員会」などというかっちりしたイベントタイトルに反して「公正なところなどありませんけど、何か」というある種の開き直りもしております。
ある高名なギタリストの方がインタビューで「エレキは能書き垂れても音はでねぇ」というようなことを仰っておりました。録音物に関しても全くその通りで、いくら蘊蓄を披露したところで再生されないことには音は出ないわけです。YouTubeのリンクを貼ったとしてもそれは同じことです。今回のイベントでは一時的に再生ボタンをお預かりして、押し付けがましくも自分の好きなものをひたすら流していったのですが、僭越ながらこのような機会を得ることができ大変光栄なことに感じております。お付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
ちなみにDJタイムが始めるまでは、メリー・ホプキンの「ポスト・カード」を、終わってからはタウンズ・ヴァン・ザントの三作目を流しました。これら2枚のテーマは「なんとなく」となっております。
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トリプルファイヤー ワンマン「アルティメットパーティー」

昨日、渋谷クアトロで行われたトリプルファイヤーワンマンライブ「アルティメットパーティー」にお越しいただいた皆様、誠にありがとうございます。盛況のうちに終わりほっと胸を撫で下ろしております。
企画名の「アルティメットパーティー」というのは、渋谷を走っていた「アルティメットパーティーバス」からいただいたものです。
渋谷でレンタカーを借りて、さぁこれから遠征に向かおうというときに東急の側の信号で停車していると、外の様子がどうもおかしい。一同なんだなんだと目を向けると、軽薄な音楽、軽薄な照明、軽薄な若者を詰め込んだ重厚な造りのバスが走っていくではありませんか。バスの側面に書かれた文字に目を凝らすと、そこには”ULTIMATE PARTY BUS”の文字が。
それから数日後、渋谷のスタジオで練習した帰り道、駅に向かって歩いているとまたも喧しい音が聞こえてきました。案の定、その音を放っているのは”ULTIMATE PARTY BUS”でした。乗客は窓から身を乗り出し往来の歩行者に向かってケバケバしいサイリウムと笑顔を振りまいている。私はすかさずその様子をinstagramに収めました。近くにいたスーツ姿の男性が「人に見られるのが嬉しいんだろうね」と冷めた調子で同行の者に吐き捨てていたのが印象的でした。
昔から踊る阿呆に見る阿呆云々と言いますが、果たしてどうなんでしょう。そんなポジティブに見える文句でさえもさる事情で入手したサングラスをかけてみると”OBEY”だの”CONFORM”だのと書いてあるように見えるんですが、気のせいですか。

アルティメットパーティーバス

@mushitokaが投稿した動画 –


さて、毎度お馴染みの場内BGMについてです。
クアトロの本番前、場内のBGMについて「またブログに書くのかな?」という声があったそうで、そう言われるとなんだか恥ずかしくなってしまうのですが、書きますよ、そりゃもう書くに決まってるじゃないですか。というわけで、以下曲目となります。

  1. Lamuka – Zazou & Bikaye – Noir Et Blanc
  2. Same Brown Earth – Latin Playboys – Latin Playboys
  3. Correio Da Estação Do Brás – Tom Zé – EsCorreio Da Estação Do Brás
  4. Strativari – Picchio Dal Pozzo – Abbiamo Tuttu I Suoi Problemi
  5. Nicolas – Etron Fou Leloublan – Les Poumons Gonflés
  6. Legs – Massacre – Killing Time
  7. Hear My Brane – The Soft Boys – the Soft Boys 1976-81
  8. Reign Of Pain – Mallard – Mallard
  9. Caravan – Marc Ribot – Requiem For What’s-His-Name
  10. The Mooche – Aksak Maboul – Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  11. Vapona,Not Glue – Aksak Maboul – Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  12. Harlem Nocturne – The Lounge Lizards – Lounge Lizards
  13. Third Man Theme – The Band – Moondog Matinee
  14. You Hit the Nail On the Head – Funkadelic – America Eats Its Young
  15. Crosstown Traffic – The Jimi Hendrix Experience – Electric Ladyland
  16. You Can’t Kill Me – Gong – Camembert Electrique
  17. N.I.B. – Black Sabbath – Black Sabbath
  18. Andra satsen – Gregory Allan FitzPatrick And Samla Mammas Manna – Snorungarnas symfoni
  19. Casablanca Moon – Slapp Happy – Casablanca Moon
  20. As Time Goes By – Harry Nilsson – A Little Touch Of Schmilsson In The Night
  • Noir Et Blanc
  • Latin Playboys
  • Estudando O Samba _ Correio Da EstacÃßaÃÉo Do BraÃÅs
  • Abbiamo Tuttu I Suoi Problemi
  • Les Poumons GonfleÃÅs
  • PGL-8719
  • the Soft Boys 1976-81 (Disc 1)
  • mallard
  • Requiem For What's-His-Name
  • Onze Danses Pour Combattre La Migraine
  • Lounge Lizards
  • Moondog Matinee
  • America Eats Its Young
  • Electric Ladyland
  • cover_287523112010
  • Black Sabbath
  • Snorungarnas symfoni
  • slapphappy
  • A Little Touch Of Schmilsson In The Night
  • b483cdd049f470928e7b20051f95b8cc

当日、途中でiPodの充電が切れるというハプニングなどがあり、どこまで会場で流れていたのか不明です。当日使用したiPodは8年ぐらい前にもらった友達のお下がりなので、おそらくバッテリーが死んでしまっているのでしょう。
今回は特にテーマを設けず、適当にプレイリストを作成しました。結果的に「初心に還った」という趣になっていますが、むしろ「パターンにハマった」と言ったほうが適切かもしれません。最近は「淀みから抜け出す」ということが個人的なテーマになっています。我が家の食器が溜まったシンクを見る度に思うのですが、淀みの水って本当に腐りやすいですよ。あの臭いって本当に最低ですよ。まあそれはそれとして。
基本的にプレイリストは「しりとり」とか「マジカルバナナ」(きっと若い子には通じない)というような考え方に則って作成しています。ただし今回は所ジョージのような華麗な解答(きっと若い子には通じない)を狙わないで、いつもよりも大雑把にプレイリストを作成しました。しかし改めて見直してみると意図していなかった「エリントン」とか「カサブランカ」といった繋ぎのキーワードが現れてきたので、俺の無意識もなかなかのもんだねと感心してしまいました。とは言っても、そこまで気が利いているわけじゃないのですが。
前日にまとまった時間を拵えることができたので、今回も一本のMIXにまとめることができました。それを例によってMixcloudにアップしましたのでお暇なときに聴いてみてください。
年内の都内でのライブはクアトロワンマンをもちましてを全て終了いたしました。東京近辺の皆様は来年もご贔屓のほど何卒よろしくお願い申し上げます。仙台、福岡の皆様は年内にお会いできます。いかがです?どうぞよしなに。
朝晩はめっきり寒くなって参りました。くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

ULTIMATE PARTY by Notoriious on Mixcloud

 

「エピタフ」先行即売会 “夏のエピタフ祭り”

Summer Interlude by Notoriious on Mixcloud

  1. Theme From A Summer Place / Percy Faith
  2. Funky Nassau (Part 1) / The Beginning Of The End
  3. Give It Up Or Turnit A Loose (remix) / James Brown
  4. Tape You / N*E*R*D
  5. Peg / Steely Dan
  6. Let’s Be Adult / Arto Lindsay & The Ambitious Lovers
  7. Something Wrong In Paradise (Larry Levan mix) / Kid Creole & The Coconuts
  8. Fire / Lizzy Mercier Descloux
  9. Jump Into The Fire / Harry Nilsson
  10. I Can Feel The Fire / Ron Wood
  11. Apeman / Esso Trinidad Steel Band
  12. The Coffee Cola Song / Francis Bebey
  13. Rock Your Baby / George McCrae
  14. Rock Steady / Aretha Franklin
  15. Hollywood Swinging / Kool & The Gang
  16. Cool In The Pool / Holger Czukay
  17. I’m A Wonderful Thing Baby / Kid Creole And The Coconuts
  18. Runaway / The Salsoul Orchestra Feat. Loleatta Holloway
  19. A Night In New York / Elbow Bones & The Racketeers
  20. A Summer Place / Andy Williams
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  • Funky Nassau
  • In The Jungle Groove
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  • Doppelganger
  • Press Color
  • Nilsson Schmilsson
  • I've Got My Own Album To Do
  • The Esso Trinidad Steel Band
  • African Electronic Music 1975-1982
  • Rock Your Baby
  • Young, Gifted And Black
  • Wild-and-Peaceful-album-cover
  • Movies
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  • the_salsoul_orchestra-magic_journey
  • New York At Dawn
  • Moon River And Other Great Movie Themes
 

クリトリプルファイヤー

ついに一月以上このブログを更新をすることがなかった。週一ペースで更新していくという当初の計画は完全に頓挫してしまった。今回は久々に手頃なネタができたので更新しようと思った。
ネタというのは先日の企画「クリトリプルファイヤー」のBGMプレイリストのことで、例によってこれを発表しようと思う。

  1. The Isley Brothers – That Lady Part 1 & 2 – 3 + 3
  2. The Workshop – Luke’s Boutique – Workshop
  3. CAN – Vitamin C – Ege Bamyasi
  4. Snakefinger – The Model – Chewing Hides The Sound
  5. Véronique Vincent & Aksak Maboul – Réveillons-nous – Ex-Futur Album
  6. William Onyeabor – Good Name – World Psychedelic Classics 5: Who Is William Onyeabor?
  7. Azimuth – Melô Dos Dois Bicudos – Azymuth
  8. Captain Beefheart – Bat Chain Puller – Shiny Beast (Bat Chain Puller)
  9. Tom Zé – Complexo De Epico – Todos Os Olhos
  10. Marcos Valle – Mentira – Previsao Do Tempo
  11. Hirth Martinez – Djinji – Hirth From Earth
  12. Jingo – Fever – Afro Rock (Vol.1)
  13. Magic Circle Express – Magic Fever – Calypsoul 70: Caribbean Soul & Calypso Crossover 1969-1979
  14. Cameo – Rigor Mortis – The Best Of Cameo
  15. Gilberto Gil – O Canto Da Ema – Expresso 2222
  16. Moebius-Plank-Neumeier – All Repro – Zero Set
  17. Francis Bebey – Bissau – Psychedelic Sanza
  18. Gong – Love Is How Y Make It – Angel’s Egg
  19. Harry Nilsson – Me And My Arrow – The Point

このプレイリストは、左からアーティスト名、曲名、アルバム名という並びになっている。
今回は特にこれといったテーマが浮かばなかったのだが、結果的に大滝詠一の分母分子論でいうところの自分にとっての分母にあたるような曲が集まった。(自分で選んでいるのだから当たり前の話なのだが…)これらの影響が分子として表れているかどうかはわからない。
人のライブを観に行ったときや、誰かの企画にお呼ばれしたときなど、幕間にその人ないしその人たちの分母と考えられる曲が流れていると、なんとなく聴いていて良い気分になるので、そういうものを真似してやっているというところもちろんある。
これもまた例のごとく、Mixcloudにアップロードしたので、おひまなときに是非聴いていただけたら甚だ幸いです。いつものように余計な能書きを垂れてしまいましたが、再生したら音が流れてくるので、そちらに耳を傾けてみてください。

CliTripleFire by Notoriious on Mixcloud

 

「新年会」

1月18日、新宿ロフトのバースペースにてトリプルファイヤーの企画。「新年会」と銘打った公演は、日曜の昼間にライブをつまみにしてお酒とカレーをおいしく頂こうというものであった。
企画の前日、スタジオで開場から開演までの1時間を何に使うかということが話し合われた。最終的に大垣くんが会場で関係者を捕まえて壇上に上げさせ一緒にトークをするというコーナーに決まり、いつもの流れで私がトーク中のBGMを選ぶことになった。
当日、トークが弾み、スプーンが進むことを願って、60年代後半から70年代前半かけての南部寄りのR&Bおよびソウルのヒット曲を中心に流したのだ が、これが最高だった。選曲云々はすこぶるどうでも良く、中身の一曲一曲が本当に素晴らしい。底抜けに楽しい。一生モノの音楽という感じがする。
しかし、この手の音楽は今、服のスタイルに例えると「ラギッド」のようなポジションにあるような気がするがどうだろう。それが良いことなのか悪いことなのかはわからない。
Tighten Up, Pt. 1 / Archie Bell & the Drells
Groovin’ / Booker T. & The MG’s
Don’t You Just Know It / Huey “Piano” Smith & His Clowns
Knock On Wood / Eddie Floyd
Land Of 1000 Dances / Steve Cropper
Hold On, I’m Comin’ / Herbie Mann
I Gotcha / Joe Tex
Supermellow / Paul Humphrey
Occapella / Lee Dorsey
Chicken Strut / The Meters
Express Yourself / Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band
Funky Nassau (Part 1) / The Beginning Of The End
I’ll Take You There / The Staple Singers
Memphis Soul Stew / King Curtis
Sweet Soul Music / Arthur Conley
It’s All Over Now / The Valentinos
A Shot Of Rhythm & Blues / Clyde McPhatter
Under The Boardwalk / The Drifters
Wearin’ That Loved On Look / Elvis Presley
Respect / Aretha Franklin
Funky Broadway / Wilson Pickett
Proud Mary / The Voices Of East Harlem
Soul Man / Sam & Dave

 

ハリエンタル+ポス子共同企画 「I feel virgin!!」

年の瀬に風邪をひいてしまい、瞳シパシパ、鼻水グジュグジュ、喉ガラガラで辛いです。

12月26日にハリエンタル+ポス子共同企画 【I feel virgin!!】でDJをしました。たっちさんが命名した「選曲家鳥居」という屋号のようなものが定着しつつあるような気配が無きにしもあらずといった感じですが、どうでしょう。「選曲家鳥居」というと、作務衣を着て、豆から道具からこだわりにこだわり抜いて珈琲を淹れている50がらみのおっさんのような胡散臭さがありませんか。いまひとつ信用のおけない感じが良いと思います。それはそれとして、人前に出てDJをやるからにはもう少し色々なことに気を使わないといけないと思いました。今はBGMに徹しているので、雑談したい人は気兼ねなく雑談できる状況にはなっていますが、盛り上がりたい人が盛り上がりにくいのが現状です。「元気の押し売り」はしたくありませんが、イベント事は楽しいほうが良いに決まっています。ですので、来年からはかわいい踊り子を2、3人雇って、DJブースの前で踊ってもらおうかと考えています。しかし予算がない。ダンサーの知り合いがいない。そもそも来年はオファーはあるのか。それよりもギターの練習をするべきではないのか。

ぱいぱいぱいチームのライブを観ていると、ハリエさんのドラムが締まりに締まっていて、あまりに格好良かったので感動してしまいました。帰り際に「ドラム、タイトになってません?」と尋ねたら「練習してますから」とキッパリと答えていて更にしびれました。私も来年はギターが上達するように練習に取り組んでいこうと思います。

さて、当日のプレイリストは以下になります。

All Night Long / The Mary Jane Girls
I Like It / DeBarge
Juicy Fruit / Mtume
I Can’t Help It / Michael Jackson
Feel Like Makin’ Love / Roberta Flack
Inside My Love / Minnie Riperton
Let’s Stay Together / Al Green
Pillow Talk / Sylvia
Sexy Mama / The Moments
I Want’a Do Something Freaky To You / Leon Haywood
Body Heat / Quincy Jones
Love Won’t Let Me Wait / Major Harris

今回は色っぽいソウルを流そうと決めていました。急遽1時間やることになったので、8分ある曲もフルで流すことができました。Marvin Gayeの”You Sure Love To Ball”を流そうと思っていたのに忘れてしまったのが心残りです。


今回流した曲をYouTubeのプレイリストにまとめました。気が向いたら編集してMixcloudにアップしようかと思います。