ぐるぐるとHのカバー

4月6日

さいたまスーパーアリーナに隣接したTOIROというスペースで行われた「ぐるぐるTOIRO」にてライブ。埼玉へ行くのはいつぶりだろうか。

いつかの卒業コンパで、朝まで飲んで、さあ帰ろうという段になって、遊び足りないと言い出す者がおり、皆で付き合うことになった。ひとまず新宿でラーメンを食べて、それからなぜか鉄道博物館へ行くことになり大宮へ移動。開場時間までマックで時間を潰していたのだが、コーヒーを飲んだところ吐き気を催し、トイレに向かうも既に使用中で、やむを得ず洗面台に。それを見た後輩に「ゲロといえば鳥居さん」と長いことからかわれた。

埼玉へ行くのはそれ以来である。小腹が空いていたので、赤羽で電車を待っている間にホームの立ち食い蕎麦屋で食事。一口食べて失敗だと思った。これがきっかけとなり、美味しい蕎麦を探求しようという気持ちが生まれた。今後この気持ちがすくすくと育ってくれることを願っている。

ライブのMCでパスカルズの方も言っていたけど、さいたまスーパーアリーナでやるということで、どれだけ広いところでやるんだろうと疑問に思っていた。当日まで楽しみは取っておこうと思って誰にも聞かなかったし自分でも調べないようにした。室内だと知って腑に落ちた。

ヒカシューを観ているときのこと。ライブ中に、古の民族衣装のようなものを身にまとった女の子がゲストで呼び込まれた。一人はアコーディオンを抱えている。寡聞にして存じあげていなかったが、チャラン・ポ・ランタンという二人組とのことだった。二人を交えて「モスラの歌」と「ハヴァ・ナギラ」が演奏された。これがとても良くて、その後も自分たちのステージがあるというので観たいと思った。

それでチャラン・ポ・ランタンのライブを観たのが、圧倒されてしまった。歌も演奏も上手だし、MCも愉快で笑った。そしてなぜかへこんだ。

先日の「みんなの戦艦」もそうであったけれど、ライブを観て色んな人たちに刺激を受けることが多く、近頃は気が急いている。

4月9日

H MountainsのKJと我らが吉田の生年月日が全く同じということにかこつけてH Moutainsとトリプルファイヤーでライブを行った。誰が言い出したのかわからないが、お互いの曲をカバーしあうということになっていた。Hは「スキルアップ」を、我々は「江ノ島」をカバーした。

Hはしっかり作りこんできていて、その出来は素晴らしいものだった。他のライブでもやるというようなことを言っていたと思うので、気になる人はライブに行って確かめたら良いと思います。

人にカバーされるのは初体験で、企画ものとはいえこれがなかなかに嬉しかった。ライブを観ていて常々感じるのだが、他人の曲を演奏をする人は少ないような気がする。カバー好きとしては皆もっとやったら良いのにと思う。

一方、我々の「江ノ島」は。スタジオにおいて、雑にやってヘラヘラするのだけは避けたいと宣言したものの、最終的にヘラヘラする結果となってしまった。正直悔いが残る。いつかリベンジしたい。

Dick Dale “Hava Nagila”
 

Masamichi Torii