2023年の営業報告(文筆)

プロフィール

鳥居真道(とりい・まさみち) 1987年生まれ。トリプルファイヤーのギタリストで、バンドの多くの楽曲で作曲を手がける。他アーティストのレコーディング・ライブへの参加および楽曲提供や音楽関係の文筆、選曲家としての活動も行っている。ご依頼はtoriimasamichi@gmail.comまで。

寄稿(雑誌)

レコード・コレクターズ2023年2月号

【特集】 続・この曲のベースを聴け!

本誌執筆陣によって選ばれた必聴の101曲

「“エレキ・ベース以降”の地点からその歴史と役割を考える」

レコード・コレクターズ2023年3月号

【特集】70年代女性シンガー/ソングライターを聴く

女性シンガー/ソングライター129選

書評

デイヴ・グロール『デイヴ・グロール自伝 THE STORYTELLER 音楽と人生――ニルヴァーナ、そしてフー・ファイターズ』DU BOOKS

レコード・コレクターズ2023年5月号

【特集】ピンク・フロイド『狂気』50周年

「今なおミュージシャンを魅了しつづけるコンセプト・アルバムの構造を聴き解く」

書評

北中正和『ボブ・ディラン』 (新潮新書)

レコード・コレクターズ2022年6月号

【特集】山下達郎 RCA/AIRイヤーズ

「RCA/AIR時代のサウンドをバンド・アンサンブルから聴きとく」

書評

『The Final Peace 永遠のジェフ・ベック』〈シンコー・ミュージック・ムック〉

レコード・コレクターズ2023年7月号

ルイス・コール

ルイス・コール『Live Sesh And Xtra Songs』

書評

持田保『あなたの聴かない世界 スピリチュアル・ミュージックの歴史とガイドブック』DU BOOKS

レコード・コレクターズ2023年8月号

ライブ評

SRT feat. ジョン ”J.R.” ロビンソン

書評

ボブ・ディラン『ソングの哲学』(佐藤良明訳 岩波書店)

レコード・コレクターズ2023年9月号

【特集】 バート・バカラックの名曲を聴く

バート・バカラックの名曲126選

書評

ギター・マガジン編集部『Guitar Magazine Special Issue 1990’s Alternative Rock』リットーミュージック

レコード・コレクターズ2023年10月号

【特集】エアロスミス VS キッス

必聴の100曲

フリートウッド・マック

フリートウッド・マック『噂~ライヴ』

書評

MIGHTY CROWN『世界サウンドクラッシュ紀行』イースト・プレス

レコード・コレクターズ2023年11月号

【特集】日本の新名盤 1970-89

日本の新名盤200

ライブ評

ザップ

書評

ミュージック・マガジン『イエロー・マジック・オーケストラ 音楽の未来を奏でる革命』

レコード・コレクターズ2022年12月号

【特集】この曲のベースを聴け! 日本編

必聴の101曲

はっぴいえんど

はっぴいえんどのリイシュー3タイトル

ライブ評

テデスキ・トラックス・バンド

レコード・コレクターズ2024年1月号

書評

柴崎祐二『ポップミュージックはリバイバルをくりかえす 「再文脈化」の音楽受容史』イースト・プレス

rockin’on 2023年2月号

特集「来日アーティスト完全カタログ 2023」

ドゥービー・ブラザーズ ザ・ニュー・マスターサウンズ

ALBUM REVIEWS

ニナ・ハーゲン『Unity』

rockin’on 2023年3月号

ALBUM REVIEWS

フィリップ・セルウェイ『ストレンジ・ダンス』

rockin’on 2023年4月号

ALBUM REVIEWS

ザ・バッド・エンズ『ザ・パワー・アンド・ザ・グローリー』

rockin’on 2023年5月号

ALBUM REVIEWS

ジェスロ・タル『ロック・フルーテ』

rockin’on 2023年6月号

ALBUM REVIEWS

ゴー・ゴー・ペンギン『エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビー・OK』

rockin’on 2023年7月号

新世代バンド 2023

ドライ・クリーニング

ソーリー

ドミ&JD・ベック

ALBUM REVIEWS

グラハム・ナッシュ『ナウ』

rockin’on 2023年8月号

60年代ロックアルバム ベスト100

CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL – CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL

TRAFFIC – MR. FANTASY

DUSTY SPRINGFIELD – DUSTY IN MEMPHIS

CHICAGO – CHICAGO TRANSIT AUTHORITY

BLOOD, SWEAT & TEARS – BLOOD, SWEAT & TEARS

ALBUM REVIEWS

ドゥドゥ・タッサ&ジョニー・グリーンウッド『Jarak Qaribak』

rockin’on 2023年9月号

70年代ロックアルバム ベスト150

THE POLICE – REGGATTA DE BLANC

DEVO – Q: ARE WE NOT MEN? A:WE ARE DEVO!

LITTLE FEET – DIXIE CHICKEN

THE SLITS – CUT

ZZ TOP – TRES HOMBRE

ALBUM REVIEWS

エアロスミス『グレイテスト・ヒッツ』

rockin’on 2023年10月号

80年代ロックアルバム100

Paul McCartney – Tug Of War

DAF – Gold Und Liebe

Eurythmics – Sweet Dreams (Are Made of This)

ALBUM REVIEWS

マイク・ブルームフィールド、アル・クーパー、スティーヴン・スティルス『スーパー・セッションーSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションー』

Paris, Texas『MID AIR』

rockin’on 2023年11月号

90年代ロックアルバム100

Limp Bizkit – Significant Other

Soundgarden – Superunknown

Stereolab – Emperor Tomato Ketchup

Lemonheads – It’s a Shame About Ray

ALBUM REVIEWS

ブラック・プーマズ『クロニクルズ・オブ・ア・ダイアモンド』

rockin’on 2023年12月号

ALBUM REVIEWS

ビーバドゥービー『Live in London』

rockin’on 2024年1月号

洋楽アルバムランキング2023

リル・ヨッティ 『Let’s Start Here.』

スクイッド 『オー・モノリス』

ALBUM REVIEWS

ボンベイ・バイシクル・クラブ『My Big Day』

ベース・マガジン2023年2月号(Winter)

『革新された低音解釈 70年代クロスオーバー』!

アルバム解説

ベース・マガジン2023年8月号(Summer)

新時代の低音形式 エレベ/シンベ”二刀流”

●現行海外シーンで注目の”二刀流”ベーシスト

●エレベ×シンベのコンビネーション名演9選

寄稿(Web)

TURN

[Review] John Frusciante: : I I .

: I I .

[Review] Queens Of The Stone Age: In Times New Roman…

In Times New Roman…

[Features]欺瞞と愛に満ちた日々を進め〜PJハーヴェイ アルバム・ガイド〜

John Parish & Polly Jean Harvey『Dance Hall At Louse Point』

欺瞞と愛に満ちた日々を進め〜PJハーヴェイ アルバム・ガイド〜

[Features] Nick Drake

気配は生々しく、実体は遠くに最新トリビュート作に思うニック・ドレイクの“生きた音”

[Review] Alice Phoebe Lou: Shelter

Shelter

[Features] わたしの好きな音楽映画 スクリーンに耳を澄ませて

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

わたしの好きな音楽映画スクリーンに耳を澄ませて

[Review] The Rolling Stones: Hackney Diamonds

Hackney Diamonds

Mikiki

バート・バカラック(Burt Bacharach)の名曲5曲から振り返る不世出のメロディメーカーの魅力と功績

https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/33579

otonano

2023年1月号|特集 Japanese R&B 

①MISIA『Mother Father Brother Sister』|Japanese R&Bディーバ名盤レビュー 1998-2007

②DOUBLE『Crystal』|Japanese R&Bディーバ名盤レビュー 1998-2007

②金子マリ&バックスバニー『MARI & Bux Bunny』|Roots of Japanese R&B名作レビュー ’70s-’80s

⑤上田正樹『AFTER MIDNIGHT』|Roots of Japanese R&B名作レビュー ’70s-’80s

2023年3月号|特集 シティポップ・ストーリー

DISC 1-Urban Side-❶「LIGHT’N UP」 吉田美奈子 from album 『LIGHT’N UP』(1982)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』|オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC 1-Urban Side-❹ 「サブタレニアン二人ぼっち」佐藤奈々子 from album 『Funny Walkin’』(1977)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』|オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC 2-Ocean Side-❺「Last Summer Whisper」 杏里 from album 『Heaven Beach』(1982)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』|オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC 2-Ocean Side-❾「Sea Side Story」 伊勢正三 from album 『スモークドガラス越しの景色』(1981)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』|オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC1-Urban Side-❾「Just a Joke」 国分友里恵 from album 『Relief 72 Hours』(1983)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC 2-Ocean Side-⓮「入江にて」 郷ひろみ from album 『SUPER DRIVE』(1979)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』オリジナル収録アルバム全レビュー

DISC1-Urban Side-⓯ 「小さな宇宙」 上田正樹 from album 『PUSH & PULL』(1978)|コンピレーション『シティポップ・ストーリー』オリジナル収録アルバム全レビュー

2023年4月号|特集 大滝詠一 2023

③布谷文夫 with ナイアガラ社中「ナイアガラ音頭」|大滝詠一ノヴェルティ&コミック・ソング作品レビュー

⑩デーボ「ビックリハウス音頭」|大滝詠一ノヴェルティ&コミック・ソング作品レビュー

⑮山田邦子「邦子のアンアン小唄|大滝詠一ノヴェルティ&コミック・ソング作品レビュー

⑰NIAGARA CM STARS『NIAGARA CM SPECIAL Vol.2』|大滝詠一ノヴェルティ&コミック・ソング作品レビュー

⑲ハナ肇、谷啓、植木等とクレイジー・キャッツ「実年行進曲」|大滝詠一ノヴェルティ&コミック・ソング作品レビュー

2023年5月号|特集 大江千里 Class of ’88

④矢沢永吉『SUBWAY EXPRESS』|Self Covers|邦楽セルフ・カヴァー・アルバム名盤

⑤安全地帯『安全地帯 Hits』|Self Covers|邦楽セルフ・カヴァー・アルバム名盤

⑩原田知世『音楽と私』|Self Covers|邦楽セルフ・カヴァー・アルバム名盤

2023年6月号|特集 林哲司の50年

A-Side⑥堀ちえみ「稲妻パラダイス」|林哲司を代表する名曲レビュー

A-Side⑧原田知世「天国にいちばん近い島」|林哲司を代表する名曲レビュー

A-Side⑲和田アキ子「愛、とどきますか」|林哲司を代表する名曲レビュー

A-Side㉑西田あい「My Story」|林哲司を代表する名曲レビュー

B-Side③南沙織「愛はめぐり逢いから」|林哲司を深く知るための名曲レビュー

B-Side⑤布施明「君の歌が聞こえる」|林哲司を深く知るための名曲レビュー

B-Side⑨西城秀樹「ムーンライト・パーティー」|林哲司を深く知るための名曲レビュー

B-Side⑭ジャッキー・リン&パラビオン「Strangers Dream」|林哲司を深く知るための名曲レビュー

2023年8月号|特集 EPIC 45

EPICデビュー・アルバム名鑑45|90s-Now|㉓真心ブラザーズ『ねじれの位置』

EPICデビュー・アルバム名鑑45|90s-Now|㉜葛谷葉子『MUSIC GREETINGS VOLUME ONE』

EPICデビュー・アルバム名鑑45|90s-Now|㉟RIZE『ROOKEY』

EPICデビュー・アルバム名鑑45|80s|⑨QUJILA『PANORAMA』

EPICデビュー・アルバム名鑑45|80s|⑱BO GUMBOS『BO & GUMBO』

2023年11月号|特集 はっぴいえんど+URCレコード

⑧ザ・ディランII『きのうの思い出に別れをつげるんだもの』|URCレコード名盤ディスクレビュー

⑯吉田美奈子『扉の冬』|はっぴいえんど関連作品ディスクレビュー

⑱はっぴいえんど『ライブ!!はっぴいえんど』|はっぴいえんど関連作品ディスクレビュー

⑱スカイドッグ・ブルース・バンド『スカイドッグ・ブルース・バンド』|URCレコード名盤ディスクレビュー

⑳鈴木茂『BAND WAGON』|はっぴいえんど関連作品ディスクレビュー

連載(雑誌)

ベース・マガジン

【連載セミナー】全米ヒットの低音事情

ベース・マガジン2023年2月号(Winter)

SZA「Kill BILL」「Used」

ベース・マガジン2023年5月号(Spring)

Miley Cyrus「Flowers」

Gloria Gaynor「I Will Survive」 

ベース・マガジン2022年8月号(Summer)

Eslabon Armado「Ella Baila Sola」

Grupo Frontera「un x100to」

ベース・マガジン2022年11月号(Autumn)

Olivia Rodrigo「all-american bitch」「bad idea right?」

 

2022年の営業報告(文筆)

プロフィール

鳥居真道(とりい・まさみち)

1987年生まれ。トリプルファイヤーのギタリストで、バンドの多くの楽曲で作曲を手がける。他アーティストのレコーディング・ライブへの参加および楽曲提供や音楽関係の文筆、選曲家としての活動も行っている。

寄稿(雑誌)

レコード・コレクターズ2022年2月号

【特集】この曲のベースを聴け!

本誌執筆陣によって選ばれた必聴の101曲

「多様な形でポップスを支え続けた低音の響き」

レコード・コレクターズ2022年3月号

【特集】究極のギター・ソロ〜日本のロック編

本誌執筆陣によって選ばれた必聴の101曲

レコード・コレクターズ2022年4月号

【特集】ダイナソーJr.

「唯一無二のバンド・アンサンブルを考える」

レコード・コレクターズ2022年5月号

【特集】60年代のロック・アルバム200

本誌執筆陣41名の投票によって選ばれた必聴の200枚

レコード・コレクターズ2022年6月号

【特集】70年代のロック・アルバム200

本誌執筆陣41名の投票によって選ばれた必聴の200枚

レコード・コレクターズ2022年7月号

【特集】80年代のロック・アルバム200

本誌執筆陣41名の投票によって選ばれた必聴の200枚

インフォ・ステーション

ROLLY『ROLLYのロック・ギター異人館2〜風雲編〜』(シンコー・ミュージック)

レコード・コレクターズ2022年8月号

【特集】90年代のロック・アルバム200

本誌執筆陣41名の投票によって選ばれた必聴の200枚

レコード・コレクターズ2022年12月号

【特集】 『大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition』

「音楽論(2)その後のキャリアに繋がっていくような実験と遊びに満ちた作品をリズム面から紐解く」

レコード・コレクターズ2023年1月号

【特集】 デイヴィッド・ボウイ『ハンキー・ドリー』

「多様な表情を見せるアルバムを読み解く」

レコード・コレクターズ増刊 ロック・アルバム200 創刊40周年スペシャル

60-90年代のロック・アルバム200

ミュージック・マガジン2022年9月号

マイク・エディスン『チャーリー・ワッツ論――ドラマーを憐れむ歌』(DU BOOKS)書評

BRUTUS No.964 山下達郎の音楽履歴書

「15人のミュージシャンによる『SOFTLY』全曲レビュー」

BRUTUS No.969 本当においしいドーナツ

BRUTUSCOPE

ピート・フレイム『ロック・ファミリー・ツリー』(みすず書房)書評

rockin’on 2022年7月号

ALBUM REVIEWS

ヴァン・モリソン『What’s It Gonna Take?』

rockin’on 2022年8月号

ALBUM REVIEWS

ラスティ『The Resurrection Of Rust』

rockin’on 2022年9月号

ALBUM REVIEWS

G・ラヴ『Philadelphia Mississippi』

rockin’on 2022年10月号

ALBUM REVIEWS

ティム・バージェス『Typical Music』

rockin’on 2022年11月号

ALBUM REVIEWS

ジュリアン・レノン『JUDE』

rockin’on 2022年12月号

ALBUM REVIEWS

アイズレー・ブラザーズ『Make Me Say It Again, Girl』

rockin’on 2023年1月号

2022年 洋楽アルバムベスト50

オジー・オズボーン『ペイシェント・ナンバー9』

ALBUM REVIEWS

ブリアル『Streetlands』

寄稿(Web)

TURN

Review Red Hot Chili Peppers: Unlimited Love

Unlimited Love

「慎ましやかで味わい深く、そしてチャーミング オルダス・ハーディング“本気の冷奴”のような新作『Warm Chris』」

慎ましやかで味わい深く、そしてチャーミングオルダス・ハーディング“本気の冷奴”のような新作『Warm Chris』

迷走と未完成の日々 〜ジョン・フルシアンテ ディスク・ガイド〜

『To Record Only Water For Ten Days』評

迷走と未完成の日々〜ジョン・フルシアンテ ディスク・ガイド〜

REVIEW 山下達郎『SOFTLY』世界のサニーサイドを描いたかのようなサウンド

SOFTLY

わたしのこの一冊 大切なことはすべて音楽書が教えてくれた

ピーター・バラカン『魂(ソウル)のゆくえ』

わたしのこの一冊大切なことはすべて音楽書が教えてくれた

Review Vieux Farka Touré & Khruangbin: Ali

Ali

otonano

2022年4月号|特集『NIAGARA TRIANGLE VOL.2』

『VOL.2』を読み解く16枚のアルバム 第3回:沢田研二『G.S.I LOVE YOU』

『VOL.2』を読み解く16枚のアルバム 第7回:松田聖子『風立ちぬ』

『VOL.2』を読み解く16枚のアルバム 第8回:伊藤銀次『BABY BLUE』

『VOL.2』を読み解く16枚のアルバム 第16回:大滝詠一『EACH TIME』

2022年5月号|特集 アルファに、胸キュン。

スタイリッシュなアルファの20枚 第3回:荒井由実『COBALT HOUR』

スタイリッシュなアルファの20枚 第7回:朝比奈マリア『MARIA』

スタイリッシュなアルファの20枚 第6回:ブレッド&バター『Late Late Summer』

スタイリッシュなアルファの20枚 第11回:大村憲司『春がいっぱい』

スタイリッシュなアルファの20枚 第17回:コシミハル『TUTU』

2022年6月号|特集 大江千里

大江千里オリジナル・アルバム全作レビュー:2nd『Pleasure』

大江千里オリジナル・アルバム全作レビュー:8th『redmonkey yellowfish』

大江千里オリジナル・アルバム全作レビュー:10th『HOMME』

大江千里オリジナル・アルバム全作レビュー:11th『六甲おろしふいた』

大江千里オリジナル・アルバム全作レビュー:12th『Giant Steps』

2022年7月号|特集 真夏のシティポップ!

真夏のシティポップ・究極の20枚:第3回 滝沢洋一『レオニズの彼方に』

真夏のシティポップ・究極の20枚:第6回 大貫妙子『AVENTURE』

真夏のシティポップ・究極の20枚:第14回 大滝詠一『B-EACH TIME L-ONG』

真夏のシティポップ・究極の20枚:第20回 今井美樹『Bewith』

2022年11月号|特集 アレンジャーの仕事

第3回 坂本龍一|代表作で辿る日本の編曲家名鑑

第7回 松任谷正隆|代表作で辿る日本の編曲家名鑑

第13回 大野雄二|代表作で辿る日本の編曲家名鑑

第14回 船山基紀|代表作で辿る日本の編曲家名鑑

第19回 若草恵|代表作で辿る日本の編曲家名鑑

連載(雑誌)

ベース・マガジン

【連載セミナー】全米ヒットの低音事情

ベース・マガジン2022年2月号(Winter)

ベース・マガジン2022年5月号(Spring)

ベース・マガジン2022年8月号(Summer)

ベース・マガジン2022年11月号(Autumn)

連載(Web)

Rolling Stone Japan

音楽における無音の効果的テクニック、シルク・ソニックなどの名曲から鳥居真道が徹底考察

ギターソロ完コピをめぐる複雑グルーヴ、イーグルスの王道曲から鳥居真道が徹底考察

イントロの長さに隠れた意図、トーキング・ヘッズの楽曲などから鳥居真道が徹底考察

クルアンビンらのベースから読み解く「休符」の役割、鳥居真道が徹底考察

クラッシュシンバルから紐解く緊張と脱力の音楽・ファンク、鳥居真道が徹底考察

映画『エルヴィス』から考察するプレスリー流ファンク、鳥居真道が徹底解剖

 

ゆく鳥居くる鳥居(2021年営業報告)

所感

2016年以降、年の瀬に「ゆく鳥居くる鳥居」と題してこの一年の仕事を振り返る記事を書いている。今年で6年目。来年はもっと仕事が増えるといいなと淡い期待を寄せつつ一年の仕事をまとめてきた。そして年々仕事の幅が広がっているという手応えも実際にあった。けれども昨年から様子ががらりと変わってしまった。仕事が減ったのだ。その原因をコロナに求めるのは簡単だ。しかしコロナ禍にあっても快調に出世していく同業者たちを見れば、仕事がないのはもっぱら自分の実力不足と人気のなさに起因すると考えざるを得ない。昨年の「ゆく鳥居くる鳥居」にはそうした悲壮感が漂っている。
今年は文章を書く仕事をいただく機会が多かった。学生の頃から愛読していたレコード・コレクターズ、13才でギターを始めてからずっとお世話になっているリットー・ミュージックのベース・マガジンにまさか自分の書いた文章が掲載される日が来るとは。ローリング・ストーン・ジャパンのWEB版で連載している「モヤモヤリズム考」も3年目に突入した。これまでに31本記事を書いており、1本につき4000字程度書いているから、すべて足したら最低でも12万字になる。毎月右往左往してはいるものの現にこれだけ実績があるのだから、明日急に何も書けなくなるといった事態が起きるとは考えにくい。だから泰然自若と構えていれば良いのかもしれないが、毎回毎回心細いし、先のことを考えると不安に襲われる。
初のレココレへの寄稿となった2月号の見本誌は、どきどきそわそわして数ヶ月にわたりページを開くことができなかった。やはり印刷物にはものとしての特別な圧がある。いささか大げさな表現だが、活字への畏怖のような感情が湧いてきたこともあり、自分の文章をもうちょっとどうにかしたいと強く思う一年でもあった。
来年はもう少しお客さんの前でDJやトークイベントができたら良いなあ、と考えている。こう見えて意外とギターが弾けるという設定もあるので、かつてのようにサポートで演奏する機会が増えたら嬉しい。そして、去年も同じことを書いていて自分でもちょっとどうかと思うけれど、トリプルファイヤーの新しいアルバムも来年こそはリリースしたい。なるべく早く。

営業報告

1/7 『映画雑談』の会 音楽のある風景編 ゲスト登壇

『映画雑談』の会 音楽のある風景編

1/15 レコード・コレクターズ 2月号

レコード・コレクターズ2021年2月号:株式会社ミュージック・マガジン
【特集】このドラムを聴け!
「リズムからたどる60〜70年代ポップス史」寄稿
「本誌執筆陣によって選ばれた必聴の101曲」のうち5曲解説

2/2 Rolling Stone Japan「ロス・ビッチョスが持つクンビアとロックのフレンドリーな関係 鳥居真道が考察」

3/3 Rolling Stone Japan「ソウルの幕の内弁当アルバムとは? アーロン・フレイザーのアルバムを鳥居真道が徹底解説」

3/31 Rolling Stone Japan「大滝詠一の楽曲に隠された変態的リズムとは? 鳥居真道が徹底考察」

5/11 Rolling Stone Japan「大滝詠一『NIAGARA MOON』のニューオーリンズ解釈 鳥居直道が徹底考察」

6/7 Rolling Stone Japan「アレサ・フランクリンのアルバム『Lady Soul』をマリアージュ、鳥居真道が徹底考察」

6/15 レコード・コレクターズ2021年7月号

カン「納得の音質で登場した待望のライヴ音源発掘シリーズ第1弾に曲作りのプロセスを垣間見る(鳥居真道)」寄稿
レコード・コレクターズ2021年7月号:株式会社ミュージック・マガジン

6/15 Kaede 『Youth – Original Soundtrack』

「化石採集」にギターで参加

7/9 Rolling Stone Japan「トーキング・ヘッズのティナ・ウェイマスが名人たる所以、鳥居真道が徹底考察」

7/15 レコード・コレクターズ2021年8月号

【特集】70年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100にて選盤と解説
レコード・コレクターズ2021年8月号:株式会社ミュージック・マガジン

8/4 Rolling Stone Japan「ホイットニー「カントリーロード」カバーに感じる匠のドラム、鳥居真道が徹底考察」

8/15 レコード・コレクターズ2021年9月号

【特集】80年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100にて選盤と解説
レコード・コレクターズ2021年9月号:株式会社ミュージック・マガジン

9/6 チャーリー・ワッツから感じるロックンロールのリズムの成り立ち、鳥居真道が徹底考察

9/15 レコード・コレクターズ2021年10月号

【特集】90年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100にて選盤と解説
レコード・コレクターズ2021年10月号:株式会社ミュージック・マガジン

10/11 Rolling Stone Japan「手拍子のリズムパターン、クイーンやスライの名曲から鳥居真道が徹底考察」

10/15 レコード・コレクターズ2021年11月号

「ニュー・アルバム・ピックアップ」ムーンライダーズ『moonriders special live カメラ=万年筆』レビュー
レコード・コレクターズ2021年11月号:株式会社ミュージック・マガジン

10/19 ベース・マガジン2021年11月号(Autumn)連載セミナー「全米ヒットの低音事情」

ベース・マガジン2021年11月号(Autumn)

11/8 Rolling Stone Japan「ビートルズ「Let It Be」の心地よいグルーヴ、鳥居真道が徹底考察」

11/15 レコード・コレクターズ2021年12月号

【特集】ジョニ・ミッチェル『ブルー』[アンケート]私と『ブルー』に寄稿
レコード・コレクターズ2021年12月号:株式会社ミュージック・マガジン

12/13 Rolling Stone Japan「ポール・マッカトニーのベースプレイが生み出すグルーヴ、鳥居真道が徹底考察」

12/15 レコード・コレクターズ2022年1月号

【特集】ロック史に残る1991年をふり返る 編集部が選んだ必聴の141枚でアルバム解説

ご挨拶

今年もとてもたくさんの方にお世話になりました。色んな人に支えられて活動できているんだなと改めて噛みしめています。みなさんが良いお年を迎えられることを心からお祈り申し上げます。

 

ゆく鳥居くる鳥居(2020年営業報告)

毎年、年の瀬になると「ゆく鳥居くる鳥居」と題して1年のソロ活動を振り返る企画を行っている。2016年に始めたから今年で5年目だ。言うまでもなく、今年はもっとも仕事が少ない年になってしまった。だから振り返るのは辛い。正直、「ゆく鳥居くる鳥居」などと言ってぬるい洒落をかますほど心に余裕はない。とはいえ、少ないながらもその一つ一つは充実していた。

3/25 Music Voyage : ピーター・バラカン × 鳥居真道 神田淡路町cafe 104.5

バラカンさんとのピンポンDJ企画も今年で5回目。選曲リストを見返すと、なんて楽しそうなんだ、と思わずにはいられない。すわ延期かという空気がありつつも無事開催されて良かった。

ピーター・バラカン × 鳥居真道 Music Voyage : DJ


マスクを入手できず困っていたが、お客さんからウレタンのマスクをいただいた。大変助かりました。ありがとうございました!
イベントの前日には東京五輪の延期が発表されていたようだ。さらに、イベント中に小池都知事が会見を行うという知らせがあった。会見の内容は、不要不急の外出を自粛するよう要請するものだった。

5/13 mei ehara 『Ampersands』 リリース

2019年末にレコーディングに参加したmeiちゃんのアルバムが無事リリースされた。いちファンだったので誘ってもらえてとても光栄だし、素晴らしいアルバムの制作に関わることができて大変うれしい。レコスタも日当たり良好の物件で気持ちが良かった。

meiちゃん作成のビデオがすごい。ビビッド!
サポメンは、Coff、浜公氣、沼澤成毅という面々。なお、沼澤くんをスカウトしてトリプルファイヤーのライブに参加してもらっている。
このあたりはコロナの感染者が減りつつあった時期で、5/17には緊急事態宣言が39県で解除された。ただし8都道府県は継続。全国で解除されるのは5/25のこと。

11/2 カクバリズムの文化祭 mei ehara サポート

カクバリズムの文化祭にmeiちゃんが出演するとのことでサポート。レコーディング以来の集合となった。さすがにブランクがあったので自分のギターを耳コピしなければいけないかと思ったが、体に染み込んでいて意外と覚えていた。ピックアップを交換したストラトと、たっつくん私物のアンプ、ベースマンの組み合わせが最高。トリプルファイヤーのレコーディングでもお借りすることにした。たっつくん、ありがとう!
11/5には「1週間にクラスターが100件超 前週の1.6倍 9月以降最多」というニュースがある。第3波の兆しが見え始めた時期だったようだ。

11月の水曜日 JFN「simple style -オヒルノオト-」 選曲

秋になって日照時間が短くなり、輪をかけて鬱屈していた頃にラジオでの選曲のオファーがあり、元気に。選曲ほど楽しいものはないと改めて実感した。1週目「マイルドファンキー」、2週目「なんとなくクラシカル」、3週目「チルどきグレート・ブリテン島」、4週目「チルどき北米大陸」というテーマで選曲した。Spotifyにまとめたので良かったら聴いてみてください。

Record Snore Day

小柳帝さん、ミツメのまおくん、ナカヤーンとともに結成したレコードスノアデイとしての活動は、昨年から「チーム仕事」としてカウントし、この企画では割愛することにした。そうは言えども、触れないわけにはいかない。今年は2/24、7/12、11/21にイベントを開催した。番外編として、10/26にロックカフェロフトのBGM係も皆で務めた。なんとか活動が継続出来てよかった。

Rolling Stone Japan(WEB版) 連載「モヤモヤリズム考」

昨年の6月に始まった連載がおかげさまで2年目に突入し、次回の記事で1年半続いたことになる。原稿の中でも書いたが、アイディアの源は学生時代のコピバンだったり、トリプルファイヤーの活動で蓄積されたものだから、そういうものが減ってしまうと貯蓄ゼロの状態になってしまう。しかし、そんな泣き言を言っていても仕方がない。

所感

毎回、昨年の自分が書いたことにツッコミを入れるという恥ずかしいことをしているわけだが、例によって今年もやろう。昨年はこんなことを書いていた。

一人っ子の一人遊びの精神を取り戻すこと。それが来年の課題になりそうだ。言わばアブソリュート・エゴ・遊び。こういう記事を書くのも元々一人遊びの延長だったはず。たとえ誰からも見られていなかろうが自分のためにお洒落をする。そうした心意気を取り戻したいものです。

ゆく鳥居くる鳥居(2019年営業報告)


今年ほど一人っ子の一人遊びの真価が問われた年はない。結果として、一人遊びは継続しないことが判明した。裏を返せば、観客という存在がいかに重要なのか痛感したということだ。誰からも観られてなかろうが自分のためにお洒落をするというような心意気は早々に捨てて、ひたすら音楽とは関係ないことに精を出していた。例えばRDR2で動物を狩猟したり、植物を収集したり・・・。
元々、鬱屈しがちな性格ではあるが、コロナ禍により鬱屈がネクストステージに到達した感じがある。端的に言えば、ぼんやりした不安がマジガチの不安に変わったということだ。けれども、それが契機となり、今までとはまったく異なったものの見方、考え方に触れるようになり、価値観が広がったりもしたから、そういう意味においては、2020年がまったくの無だったというわけでもない。とはいえ、コロナには一刻も早く退場してもらいたいわけだが。
ひとまずトリプルファイヤーのアルバム制作が動き出したので、それに注力したい。思えば、2020年はトリプルファイヤーに加入して10周年という年だった。それが人生の3/1に相当すると考えるとなかなか気が遠くなる。
来年以降、何がどうなるのかわからない。今はなにも言うべきことが思い浮かばない。とにかくアルバムを完成させて、皆さんに聴いてもらうことを目標に、地味なことからコツコツとやっていくしかない。そんなニューどころかいたってノーマルな結論にたどり着いたのであった。
2021年の仕事初めは1/7の鹿島さんとハリエさんプレゼンツ<『映画雑談』の会 音楽のある風景編>に、タカハシヒョウリさんとともにゲストとして参加します。

『映画雑談』の会 音楽のある風景編


みなさんが良いお年を迎えられることを心からお祈り申し上げます。

 

noteで定期購読マガジン始めました

noteで定期購読マガジンを始めました。月額500円で、月最低4本、週2、3本を目標に更新していきます。現在5本の記事があります。よろしくお願いいたします。

 

日記と夢日記

毎日毎日暇なのでnoteで日記と夢日記をつけることにしました。

 

おれはデジタル・ミニマリスト、そして凡人

Twitterのアカウントを作成したのはちょうど10年前のこと。当初は「部誌」の延長の感覚で運用していた。部誌とはサークルの部室に置かれたノートで、サークル員たちが近況や長々しい愚痴、ちょっとした思いつきやくだらない落書きなどを好き好きに書き込んでいくものである。私が所属していたサークルは少人数のところだったから、授業の合間に部室に行っても誰もいないことがままあった。部誌を手に取ると「久しぶりに来たけど誰もいないんで帰ります」なんてことが書かれており、入れ違いでその人と会えなかったことがわかったりして、なかなか趣深いところがあった。
当方にとってTwitterは愚にもつかない独り言をつぶやく場であり、友人・知人の近況を知る場でもあると同時に、趣味の情報を得るための場所でもあった。しかし、この10年間でTwitterというもののあり方は変容した。面倒なのでどのように変容したのかということはここでは省く。(個人的な概観としては「TL実況」とでも呼ぶべき使い方をする人をフォローするようになってからTwitterというものが自分の中で大きな変化したように思う。「TL実況」とは、とりとめのない独り言、大喜利、あるいは告知や営業報告ではなく、何か時事ネタのようなものに対してコメントする、もしくはそのコメントに対してコメントする、あるいは皆が何かにコメントしている状況に対してコメントするというようなものをイメージしてもらえたらと思う。ある人にとってそれは、はてなブログのコメント欄の延長、また別の人にとっては2ちゃんねるの延長だったのかもしれない。実際、自分も最近までTL実況のような使い方をしていた。小学生の頃に誰かがゲームのソフトなんかを入手すると、他の者が羨ましがってそれを欲しがるわけだが、その様子を見ているうちに自分もなんだか欲しくなってくるという状況に似たものがTL実況にはあった。つまり、自分も時事ネタに対してクリティカルなことを言ってプロップスを得たい、Twitterの名士として認識されたいという欲求がむくりと立ち昇ってくるのだ。こんなことを言うと「彼彼女らは素直な気持ちでその事象に対する考えを述べてるだけであって、決してその時々の問題を自己顕示の種として扱っているわけではない」と言う人がいるかもしない。事実そのとおりなのだろう。そこに野心がうっすらと見て取れる場合もないわけではないのだが、それはこちらの眼差しが腐っているからそう見えてしまうだけである。いわゆる下衆の勘繰りというものだ。下心を見透かそうと試みがちなニヒリスティックな態度とは距離を置こうと心がけている。Twitterの名士云々という話はあくまで個人の下品で俗っぽい欲望の話に過ぎない。そうした自分の俗っぽさに心の底から辟易するというただそれだけの話。余談だが、Twitterでは政治的あるいは社会的な事柄には触れずに「おもしろ」に徹しろというような意見もたまに目にするが全く首肯しかねる。さらに余談だが、一部アカウントの何でもネタとして消費するサブカルの駄目なところを煮詰めたような態度には反吐が出る。)
とにかくTwitterをやっていてストレスを感じることが多くなったのだ。独善的な意見を露悪的なトーンで撒き散らしているアカウントを見れば唾を吐きかけたくなるし、厚顔無恥などこぞの馬の骨が専門家に対して講釈を垂れる場面に遭遇すれば虫唾が走るし、誰かが何かに対して苦言を呈していれば自分への当てつけにも感じられるし、エゴサーチをすれば陰口を叩くためだけに作ったような誰かの裏アカが残した心無いツイートを発見して落ち込むし、何かを呟けば「またウケ狙いして滑っているが恥ずかしくないのか」という幻聴が耳から離れなくなるし、TLを開けば四六時中入れ代わり立ち代わりカリスマ的な人物が称賛を集めているものの自分がその座に着く日は一向にやって来ないので惨めな気分になるし、いかにも狡猾そうな鼻持ちならない嫌味な人間が社会的に成功を収めていく過程を逐一見せられれば焦燥感が湧いてくるし、なんとなくムカムカして意地悪なことを呟けばおっかない人を誤射してしまい肝を冷やすようなエアリプをいただいてしまうし、著名人が舌戦を繰り広げているのを野次馬根性で観戦すれば段々とこちらの心が荒んでくるし、かつて自分がツイートしたものと似たような内容のツイートが耳目を集めたりしていれば結局地獄の沙汰はキャラ次第か、どうせ俺はポップじゃないよと投げやりな気分に取り憑かれるし、素性は知らぬがなんとなく仕事ができそうな雰囲気を漂わす人物が「俺っちは全然Twitter楽しんでますケド」みたいなことを呟いているのを目にすれば「マ、心に余裕の無い人間は楽しめないでしょうナ。ハハッ」とでも言われているような気がして口惜しいし、Twitterなどやっていて良かったと思えることなどもはや何一つとしてないのだが、暇さえ見つければついついスマホでアプリを開いてしまう。その度に「ほら、Twitterなんてやっぱりろくなもんじゃないんだよな」などと言い(ろくでもないのはTwitterではなくお前の心だよと言われば返す言葉はないのだが)、絶望の体裁を取った安堵にも似た感情を抱くようにすらなっており、これはもう末期も末期だろうと思い、思い切ってスマホからTwitterのアプリを削除した。ついでに何かヒントになるだろうと思って『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』のKindle版を購入して読んでみた。Kindle版にした理由はTwitterに変わる手慰みになると思ったからだ。実際の書籍の場合、鞄からを取り出す煩わしさがあるから、もはや習慣と化したポケットからスマホを取り出す動作の手軽さの前ではやや心許ない。しかし、スマホで同じものが読めるのであればページを開くまでのハードルは下がる。
この本はいわゆる自己啓発に類する内容と言って差し支えない。SNSよりももっと身近な人たちとの触れ合いを大事にしましょうというような説教臭いところがあり、途中で読むのをやめてしまったが、所々勉強になるところがあった。それは、なぜSNSがなかなかやめられないかという箇所だ。そこでは「SNSはスロットマシーンである」という誰かの発言が引かれていた。SNSではなくスマホだったかもしれない。何にせよ、その言葉を拡大解釈して、SNSをギャンブルのように捉えていたことに気がついた。以下、本来のニュアンスとはかけ離れた拡大解釈に過ぎないので悪しからず。
既に述べたようにTwitterにはストレスの種が多い。これを心のマイナスに捉え、マイナスをどうにかしてTwitter内で取り返そうとしているのではないか。ただし、何を以てプラスとしているのか自分でもよくわからない。ウケ狙いのツイートが首尾良くウケたらプラスなのか。しかし、やっとのことでひねり出したユーモアに100のいいねでお墨付きをもらったところで、世の中には「おはよう!今日もいい天気!」とつぶやくだけで何千ものいいねを受け取るセレブもいる。そう考えれば己のいじましさが惨めにも思え、結局はマイナスであるようにも感じる。
もしくは、当方の陰口を叩いていた人物から突然「鳥居さま 先日、私は調子に乗ってあなたが読んだら嫌な気持ちになるであろうあてこすりをツイートしてしまいました。今では自分の軽率さにただ恥じ入るばかりでございます。このDMは250度を超す鉄板の上で土下座しながら書いております。どうかお許しください。」というようなDMが送られてきたらプラスとして換算できるかもしれないが、そんな日がやってくることは永遠にないだろう。ただ、頭ではそのように理解しているつもりでも、心のどこかでそれに類することが起きないか期待をしている自分もいる。嵩みに嵩んだマイナスをプラスにもっていくような出来事が起きはしまいか。どうにかしてマイナスを埋めようとじたばたしてみるのだが、結局プラスとして換算すべき事柄が茫洋としているから何があろうとプラスとして加算されるこはなく、ただマイナスが増え続けるばかりだ。そうであれば、一発逆転を目論む負け癖のついたギャンブラーのような思考は金輪際控えることにして、Twitterを開かないようにしようと考えた次第だ。
他にもSNS依存から脱したい理由はある。本が読めなくなったのだ。以前は移動中や飲食店に入って食事が運ばれるのを待っているときなど、わりかし読書して過ごすことが多かった。取り留めのないTLを眺めることよりも、読書のほうが我々人間にとって高次元の営みなのかどうかはわからないが、少なくとも読書をしているときは気分が良い。読書は煩わしい現実からしばしの逃避にもなるし、他人の言葉を追う過程で硬直した視点がほぐれ、現実が読む前とは異なる色彩を持つようにもなったりする。一方でTwitterは野卑でしみったれた現実の輪郭を濃くするようなところがある。タフな人であればヘミングウェイさながら戦う価値があると感じるのかもしれないが、へたれの一人っ子の自分にとってはそれが疎ましく思えてしまう。念の為に補足すると、どんな本を読むか、またはどんな人をフォローするかによって状況は異なるから一概に読書とTwitterを比較できないことは重々承知している。
「デジタル・ミニマリスト」をほっぽりだして手にしたのは町田康の『しらふで生きる 大酒飲みの決断』だった。町田康は二十歳前後の頃によく読んだ作家なので読書の再入門にはちょうど良いのではないかと思ったのだ。お酒を飲むのは好きでも、とくに大酒飲みというわけでもないのだが、最新のエッセイということでなんとなく読むことにした。長年毎日欠かさずアルコールを摂取してきた町田康がある日を境に酒を断つのだが、その理由について説明するというよりは、自分でも判然としないその理由を考えてくというのが導入部だ。また、我々が酒を飲む理由についても書かれており、そここそが個人的に最もぐっときた箇所だ。当方なりに要約すると以下のようになる。
例えば仕事など日中の煩わしさによって、我々は人生を楽しむ権利を不当に損なわれており、その権利を取り戻すために夜になれば酩酊して楽しく過ごそうとするわけだが、そもそもそんな権利を我々は有してはいない。幸福を追求する権利はあれども幸福になる権利は与えられていないのだ。人生とは苦しいものだ。自分の人生が楽しいものになって当然だと考えるのはあまりにも不遜ではないか。そうした自惚れこそが苦しみの元凶であろう。
この稚拙な要約では『しらふで生きる』の楽しさはまるで伝わらないだろうから実際に手にとって読まれることを願う。それはさておき、ともかくこうした考え方に目が覚めるような思いがしたのだ。Twitterが苦々しく感じられる原因も8割は自惚れから来るものだろう。ウケると思っていた投稿に反応がなかった場合、がっかりすることもあるが、これはどこかで自分が称賛を受けるに値する人間だと自惚れているところがあるからに違いない。端から自分で自分をクオリティの低い人間だと考えていれば、Twitterで無視されようがそれが当然のことのように思えるはずだ。事実、クオリティが低いという自覚はある。ただし、これはあくまで自らの絶対評価であることが重要で、クオリティの高い人物と比較して自分のクオリティが低いと感じてしまえば、確実に心は死ぬ。他人と比べることが苦しみの始まりなのだ。休日に家でしこしこ作業していて気晴らしにInstagramを開くとイベントなどで羽目を外して楽しそうにしている知人の投稿を目にしたときなど、なんだか損したような気分になることがある。他人と自分を比べるから妬ましい感情が湧いてくるのだ。作業自体別に嫌で取り組んでいるものではない。その進展具合を誇らしく思えば良いだけの話だ。
『クィア・アイ』を観ると自信を持つことの重要さについて認識を新たにさせられる。ファブ5は必要以上に自分を卑下して人生を諦めることはないと言う。けれども自己愛に溺れよとまでは言っていない。『クィア・アイ』の新たなエピソードを観ている最中は人生にはサニーサイドがあることを思い出していくらか気持ちが上向きになるものの、日々の暮らしに直面するとなんとなく人生が仄暗いものに感じられてしまう。これはおそらく「私は私」というある種の救済をもたらすシンプルなトートロジーがいつしか「俺様は俺様。ゆえに俺様」という尊大な認識に変質するからであろう。この俺様がなぜこんなにも不遇の扱いを受けているのだ、こんなおかしなことがあって良いのかという悶々とした不全感は生活に影をもたらす。自分のことを平均以下の凡人だと認識していれば、飲食店で店員が水すら持ってこなくても、駅で肩をぶつけられても、レジで横入りされても、ヤフオクで高値更新されても、飲み会で割り勘負けしても、ネットでマウンティングされても、意地を張ったりせず、それが通常営業のように思えたりもするから気が楽だ。
以前は手に負えないシャワーヘッドのように荒ぶる自己愛を鎮めることにもっと腐心していたはずなのに、気がつけば尊大な人間になっていた。尊大さに振り回され、袋小路に陥っていたからこそ、平均以下の凡人という自己認識が枕の裏側の冷たさのような心地よさをもたらしたのだろう。町田康は酒をやめて4年で『しらふで生きる』を書いたそうだ。自分はスマホからTwitterのアプリを消してまだ一月しか経っていない。しかもアカウントは削除していないし、たまにブラウザから呟いたりもしている。やはりこの脇の甘さこそが凡人の凡人たる所以だろう。

 

2010年代に最も印象に残ったものは?

※諸般の事情により塩漬けになっていた原稿に手を加えてこちらで公開いたします。
『クィア・アイ』

2000年代も終わりに差し掛かった頃のこと。かつてヘキサゴンのドッキリ企画で、目の前で財布をなくして困っている老人に対し、上地雄輔はどんな行動を取るのかというものがあり、上地は老人にお金を貸したうえに、メモを取っておいた老人の住所宛てに新品の財布を寄贈したそうだ。当時付き合っていた彼女が上地の優しさにとても感動したと言うので「そんなのどうせ仕込みでしょ」と返したところ喧嘩に発展した。
もともと性根は腐っている方だが、多感な時期にウェッティでベタベタしたピュア風のものが世に溢れていたから、その反動で輪をかけてシニカルな性格になってしまった。今にして思えば、そうした態度を取ることは、卑劣で意地汚い心の持ち主はこの世に存在してはいけないというのか、それはそれで心が狭くないか、臭いものには蓋をすれば良いと思っているのかという異議申し立てであったような気もする。ただの言いがかりでしかないのだが、当時は今よりも輪をかけて世間知らずだったから発想が無茶苦茶なのだ。
何事もネタとしてイジる作法を身に着けたのもこの時期のこと。ある種のバラエティ番組や2ちゃんねる、サブカル的なユーモアのあり方をなんとなく内面化してしまっていたのだろう。そうした態度がクレバーかつクール、あるいはヒップだと思っていた。
ウェッティなものを小馬鹿にし、人から嘲笑われる前に人を嘲笑っていれば、心がカラッカラに干からびてしまうことは当然の帰結と言えよう。突飛な服装をしたり、パーマをかけたりしても、どうせイジられるだけだと考えると馬鹿馬鹿しくなり、お洒落をするのもやめてしまった。同様の理由でインテリアにもこだわらなくなった。かくして生活から潤いは消えていく。人を呪わば穴二つではないが、シニシズムは結局自分に対する呪いとなって返ってくる。
2010年代も終わりに差し掛かった頃のこと。ひび割れ、荒れ果てた心にモイスチャーをもたらしたのは『クィア・アイ』だった。ファブ5たちは世界にはサニー・サイドがあることを思い出させてくれた。『クィア・アイ』を観ていなかった自分を想像するとぞっとする。鉢植えの下で蠢くダンゴムシのように暮らし、人を呪い、自らも呪い続けていただろうし、自分は賢い人間なんだと思いたいがために人に意地悪なことを言う愚を繰り返していただろう。そのような愚昧な暮らしぶりは2010年代に置いていこうと思う。

 

アンケート「2019年のベストは?」

読者のみんな!あけおめ。とある企画の趣旨を間違えて書いてしまったものをこちらで公開します。2019年に公開されることを前提に書いたため、昨年というのは2018年のことです。

2019年、最も印象に残ったもの

Call of Duty®: Mobile

コメント

昨年の夏から冬にかけてスマホでのプレイが可能な無料のバトルロワイヤルゲーム『PUBG MOBILE』の中毒となり、社会性と健康的な生活、制作に充てる時間を失うことになった。11月頃から仕事が立て込んだこともあり、思い切ってアンインストールしたものの、忙しさが落ち着いた春先に出来心で再度インストールしてしまい、再び社会性と健康的な生活及び制作に充てる時間を失う羽目に。幸いなことに今年は原稿を書く機会に恵まれた。PUBGに夢中になっていては調べ物や執筆に集中できないので秋頃にやはりアンインストール。俺はもっと高みを目指すんだと決意を新たにした。そんな矢先にリリースされたのが『CoD Mobile』だ。世界で最も成功したFPSシリーズだからご存知の方も多いだろう。贔屓のゲーム実況Youtuberが紹介しており、おもしろそうだったのでついダウンロードしてしまった。フレンドとパーティーを固めて連携を取る対戦チームに蹂躙されたり、ルールを理解していない仲間に振り回されたり、口の悪いボンクラにボイスチャットで罵られたり、ストレスの種も多いのだが、逆転して僅差で勝利できたときなど、脳みそから「ハッピージュース」とでも言うべき液体が分泌され、目に映るものがすべて金色に輝いているかのような心持ちになる。その感覚をもう一度味わいたくて再度プレイしてしまうから際限がない。「ドミネで芋んなよ!おかしいだろ!B取られたじゃんよ!やだよやだよ!ほんとやだ…ほんとやだ!」と叫ぶ自分の声の大きさに驚いたりしつつ、社会性と健康的な生活、制作に充てる時間を犠牲にして夜な夜なハッピージュースを分泌させる生活はまだまだ続きそうです。

2020年はどんな年にしたいか

ゲームで遊ぶ暇を与えないほどたくさんの仕事が舞い込んでほしいです。

 

ゆく鳥居くる鳥居(2019年営業報告)

2016年から「ゆく鳥居くる鳥居」と題して1年の活動を振り返る記事を年末に公開している。面倒だから今年は書くのをやめようと思っていたところ、人から書いた?と尋ねられ、なんだか書かないといけない気がしてきたのでやはり書くことにした。

一年の活動をまとめるのはわりと疲れるので今年はやめておこうかと思ったけれど、もはや自分のことは自分で丁寧に扱う以外にどうすることもできないからやはり取り組んでいくことにする。自分のことは自分で可愛がっていくほかない。まさに「期待は失望の母である」の精神。念のために補足しておくと、これは大瀧詠一が残したナイアガラ語録で最も有名なものだが、どうせ失望するはめになるから何かに期待するなという意味ではなく、他人に期待して失望するぐらいなら自分でやれというメッセージが込められている言葉だ。

昨年はこんなことを書いていた。自分で自分を可愛がることもなかなか骨が折れる。「どうせ来客なんてないし・・・」と思っているから部屋がどれだけ汚かろうがあまり気にならないし、掃除もあまりしない。そうした態度を部屋のみならず自分に対しても取ってしまいつつある。CoD mobileなどのゲームで遊んでいると、口の悪い他のプレーヤーから「雑魚すぎ」「味方下手すぎて萎える」「よう戦犯」などと罵られることがよくある。昔はそういう言葉を聞く度に鳩尾がヒュンとなったものだが、最近は何を言われても気にならなくなってきた。なぜかと言えばゲームにおいて自分は能無しであると認識するようになったからだ。当然のことながら自分は能無しであると思っていれば心は死ぬ。否定的な自己認識が精神に良い作用をもたらすわけがない。幼い頃に怪我して痛がっていると祖母は決まってこう言った。曰く「痛いのは生きている証拠」だと。いくらそのゲームにおいて罵倒や暴言が日常茶飯事だといえども、「クソかよ」などと罵られて何も感じないのは心が死んでいる証拠ではないのか。
ものを作ることに携わる人にとって、いや、誰にとってもあるあるネタの一つだと思うのだが、ニヒリスティックで底意地が悪く、やることなすことケチばかりつけてくる仮想敵とでも言うべきもう1人の自分に、自分の取り組みを後頭部の斜め後ろあたりから常時監視されているような気がする。これは作ったものを世に放ったときの良からぬリアクションを先取りする防衛機制とも言えるかもしれない。鍛冶屋が鉄を何度も何度も叩くかのごとく、意地悪なもう1人の自分に自分が作成しているものを繰り返しチェックさせて強度を高めることもあるが、ものごとを否定的に捉えてばかりいるとやはり心は死ぬ。肯定なくしてものを作ることは不可能だ。
一人っ子の一人遊びの精神を取り戻すこと。それが来年の課題になりそうだ。言わばアブソリュート・エゴ・遊び。こういう記事を書くのも元々一人遊びの延長だったはず。たとえ誰からも見られていなかろうが自分のためにお洒落をする。そうした心意気を取り戻したいものです。
昨年までは時系列順で書いていたが、今年は分野別にまとめていきたい。情報はウィキペディアを参考にした。編集者の方々、今年もおつかれさまでした。

楽曲提供

「卒業式では泣かなかった」姫乃たま


『パノラマ街道まっしぐら』収録。姫乃たまさんがメジャー・デビューするタイミングで楽曲提供のオファーをいただいた。大変光栄なことだ。最初に取りあえず作ってみた曲があまりにも凡庸だったのでボツにし、一から作り直して完成した曲。作り直して良かったと思っている。ヨットロック調のアイドル歌謡のサウンドを目指した。音源やプラグインを新調して1人でトラック制作に取り組んだ。

サポート

江本祐介(スターロード祭り 5/26 阿佐ヶ谷Roji)

付き合いの古い江本くんのサポート。新間さん、浜くん、鮎子さんというメンバー。またやりたいですね。この日のライブは『Live at Roji』という盤にもなっています。

ぼく脳バンド(環太平洋シマダ選手権 10/22 高円寺HIGH)

シマダボーイのお誘いでぼく脳さんバンドに参加。KΣITOさん、優介くんというメンバー。ぼく脳さんはラップがお上手。

mei ehara(カクバリズムの冬祭り2019 12/8 恵比寿リキッドルーム)

付き合いの古いmeiちゃんのサポート。浜くん、Coffくん、沼澤くんというメンバー。このメンバーで現在アルバム制作中です。

選曲

レコード・スノア・デイはチームでの仕事というかもはや殿堂入りという感じなので、ここでは個人で行った仕事のみ扱いたい。レコード・スノア・デイについてはTwitterのアカウントをぜひチェック!@recordsnoreday

Roji in the P /HOUSE -1st Exhibition-(1/24 阿佐ヶ谷Roji)

花澤さんにお誘いいただいて37Aさんの展示会でDJ。Rojiに行くのは初めて。塩田正幸さんがMacBookでDJをされており、使用ソフトや機材を聞いて後日揃えました。

WWMM(2/2 恵比寿LIQUIDROOM)

ワクワクミツメ祭りでDJ。松永良平さんとお話しながら選曲。ミツメのメンバープラス優介くん、シマダボーイが参加した特別仕様のスカートでも一曲演奏。

Nu Deja Vu(2/16 表参道CAY)

P-Vineプレゼンツ「Nu Deja Vu」でDJ。思い出野郎Aチームのサモハンキンポーさんとお話しながらまかない飯を食した。またFNMNLの連載仲間、TAMTAMのアフィさんと初めてちゃんとお話した。

FACE RECORDS IN STORE DJ EVENT VOL.4(2/27)

渋谷にある大好きなレコード屋さんFACE RECORDSでセキトオ・シゲオ「THE WORD Ⅱ」の7インチ発売を記念したインストアイベントでDJ。7インチのB面には不肖鳥居のリミックスが収録されている。生活リズムが合わず最近全然お店に行けておらず悲しいです。

Music Voyage : ピーター・バラカン × 鳥居真道(3/6 神田淡路町cafe 104.5)

ピーター・バラカンさんとのピンポンDJもといB2Bのイベントも今年で4回目。お相手はバラカンさんなのでこちらがどんな球を投げようともひょいひょいと打ち返していただけるという安心感もありつつ、やはり緊張もする。ラリーには日頃の行いが反映されるので気を引き締めて音楽を聴かねばという気持ちが湧いて来ます。

RECORD SNORE DAY presents “PROJECT GEMINI”(5/31 新宿ROCK CAFE LOFT)

昨年に続いて小柳帝さんと「PROJECT GEMINI」再び。小柳さんの選曲にディグ道の奥深さを改めて痛感。ディグ道は一日してならず。背筋がぴんと伸びます。

ナナメ狛江(6/16)

誕生日にDJ。たまたまです。ナナメは変わったお酒を出してくれる素敵なお店。おいしいクラフトビールをごちそうになりました。塩田正幸さんを真似してPCでDJ。4時間ぐらいのロングセット。

Terminal Jive(7/8 渋谷頭バー)

WWMMでDJをしているときに駄洒落でMtumeをかけたところ、遊びにいらしていた小里誠さんが反応なさって、こちらのイベントにお誘いいただくことになったのでした。アウェーの現場だったけどかなり居心地の良い楽しいイベントでした。

的-teki- vol.3(9/16 下北沢Basement Bar)

Group2プレゼンツ「的」でDJ。急にレコード針のことが不安になり購入。間に合わなくてもいいやと思いつつ、台風の被害にあったサウンドハウスで注文したところいつものようにスムーズに発送されたの驚いた。そんなわけでマイ針でDJ。

ENSOKU vol.3 feat. Kathmandu Kitchen -Party in the curry house-(11/24 Kathmandu Kitchen)

ネパール料理屋でDJ。年下の出演者やお客さんたちがとても親切で涙がちょちょぎれんばかりでした。フリービリヤニ美味しかったです。

寄稿

Webで公開中の記事はこちらにまとめてあります。

2019年メディア寄稿まとめ


FNMNLに寄稿したプリンスの記事に始まり、Rolling Stoneでの連載など今年は書く仕事が多かったように感じます。

ヴルフペック『ヒル・クライマー』ライナー

今年もっともびっくりしたオファーがこちら。Rolling Stoneの連載でヴルフペックを取り上げた記事を担当の方が読んでお声がけいただいたとのこと。もちろんライナーを書くのは初めてだったが、良いものが書けた。

インタビュー・対談

『レコード・コレクターズ』2019年2月号「MUSIC GOES ON」

柴崎祐二さんがレココレで連載されているコーナーにお招きいただいてお話した。柴崎さんのおかげで自分のぼんやりとした音楽観の輪郭がハッキリしたように思う。柴崎さんは学生のときに所属していたサークルのOBでもあります。

あの曲、ぼくが作ったことになればいいのに 第42回

大橋裕之さんがミーティアで連載されているシリーズにお招きいただきました。ついに大橋先生のイラストに!大橋先生考案のオチが笑えます。

『ミュージックマガジン』2019年12月号 「入江陽のふたりのプレイリスト」

イベントでご一緒したこともある入江陽さんがミュージックマガジンで連載されているコーナーにお邪魔した。入江さんとお話するのは初めてだったけど、2時間弱音楽談義できて本当に楽しかった。入江さんとは「パノラマ街道まっしぐら」の楽曲提供仲間でもあります。

トークイベント

邦ロックから遠く離れて vol.6(1/23 新宿ROCK CAFE LOFT)

図らずも最終回になってしまった。台本代わりに作成したテキストを公開したところそれなりに反響があった。

トラップ・ビートのリズム構造解析

ファンクの庭 (4/6 新宿ROCK CAFE LOFT)

エレファンク庭さんのトークイベントにお邪魔してファンクの講義。用意したテキストはnoteで公開中です。

以上、2019年の営業報告です。おい!鳥居!これ忘れてるぞ!というものがありましたらご指摘いただけたらと存じます。
トリプルファイヤーのライブ開きは1月18日のWWMM。是非おこしください。
心せわしい年の暮れ、何かと御多用とは存じますが、何卒お気をつけて年末をお過ごしください。